3.3 明細書
旧総合病院以外の医療機関において診療科別請求(主たる診療科での請求)をする必要がある場合、 システム管理に設定した内容を基に患者の主科を決定し、基金提出用のレセプト及び請求書を主科単位で出力する。 レセプト電算提出データにはレセプト共通レコード(REレコード)に診療科を記録する。
※主科未設定レセプトについては請求管理データを作成しません。
<事前準備・関連項目>
<主科設定をする医療機関でのレセプト作成の流れ>
<主科設定の優先順位>
患者登録による設定 > 一括設定による設定 > システムによる自動決定
システム管理で設定した情報を基に主科をシステムが自動決定します。自動決定した主科は患者登録、明細書−一括設定 にて変更も可能です。
システム管理−「2005 レセプト・総括印刷情報」を開き、「主科設定」のタグを押下します。
項目の説明
主科対応の有無 | 主科設定を行うか否かの設定です。 |
主科設定情報(入院) | 入院レセについてシステムが主科を自動決定する 情報を設定します。 |
主科設定情報(入院外) | 入院外レセについてシステムが主科を自動決定する 情報を設定します。 |
主科の候補が複数になる 場合の診療科コードの設定 |
上記各条件において主科の候補が複数になった場合 の主科優先度を設定します。 |
主科情報取得 | 主科設定情報で設定した情報を取得するタイミングを設定します。 1.オンライン 診療行為登録時等オンライン入力時に情報を更新する。 2.一括バッチ 明細書主科設定画面より一括取得する。 1.オンラインを選択した場合は、常に最新の情報が 確認可能であるが、登録処理に若干の処理時間を要する。 |
以上の設定により主科をシステムが自動決定します。
<患者登録による設定>
患者個別に患者登録画面より設定が可能です。ここで登録された主科は該当患者の設定月すべてのレセプト を対象とします。(入院・入院外、保険変更等による複数毎のレセすべてのレセが対象)
※患者登録で設定した主科情報は一括設定画面にて該当患者の主科を設定した場合に、一旦クリアします。
<主科まとめ入力画面より設定する>
「42 明細書」の「主科設定(F10キー)」を押下する。
主科まとめ入力画面に遷移します。
<対象患者(社保)を検索する>
診療年月と入院・入院外を設定します、「検索(F9キー)」を押下します。
システム管理−「2005 レセプト総括印刷情報」の設定に「一括バッチ」を選択している場合は、 「一括取得(F12キー)を押下します。
主科未設定患者のみを検索するには、「1 全体」を「2 未入力分」へ変更します。
患者リストをクリアしますので、再度「検索」(F9キー)を押下します。
<主科を変更する>
患者を選択または患者番号を入力すると、システムが自動決定した情報を表示し現在の主科設定内容を表示します。
主科を変更したい場合は、主科を設定します。
(患者登録で既に設定済みの場合にここで変更を行うと、患者登録設定を削除します。)
※変更した診療科で該当月に診療情報がない場合はメッセージを表示します。
<表示の切り替え>
画面上部のコンボボックスより検索条件を切り替えることが可能です。
コンボボックスを切り替えた後、再度「検索(F9キー)」を押下してください。
レセプト作成時に主科未設定レセプトがある場合は、処理結果画面にてメッセージを表示します。
印刷指示画面にて診療科別に社保レセプトの印刷が出来ます。
初期表示は「00 全科」となります。
<診療科の切り替え>
コンボボックスの診療科を変更して下さい。
<診療科変更時のレセプト印刷対象>
全件印刷時に診療科を変更した場合は、社保レセプトのみ印刷対象となります。
指定印刷に切り替えて診療科を変更した場合は、国保レセも選択することが出来ます。
<主科未設定リスト>
主科設定をした診療月に主科設定していない診療年月分を月遅れ・返戻分として含めた場合等の為に 主科未設定患者リストが作成出来ます。
「44 総括表・公費請求書」の「主科未設定」ボタンを押下し処理を実行します。
<総括表の印刷>
主科を設定している場合は、主科単位で請求書を作成します。
<印字箇所>