(1)診療種別区分
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手術料では4つの診療種別区分があります。
通常は手術、輸血の手技料の診療種別区分を入力しますが、
手技料とは別に手術薬剤のみや手術材料のみを入力するときに
表のような診療種別区分を入力します。
(2)入力形式
[診療種別区分]
[時間加算区分]△[手術手技コード]△[時間又は回数]
[手術加算コード]
:
[薬剤コード]△[数量]
:
[薬剤コード]△[数量]
[材料コード]△[数量]
:
[材料コード]△[数量]*[回数]
となります。
時間又は回数が1の場合は省略できます。
数量が1の場合は省略ができます。
回数が1の場合は省略ができます。
診療種別区分は省略することもできます。但し、剤終了の判別は
回数の入力によるか、診療種別区分の入力により判定しますので
場合によっては省略できないこともあります。
(3)自動算定
自動算定を行うのは次の項目です。
(注意)これらの自動算定を行う診療行為を検索して手入力は行わないでください。
(4)入力例
<例1>
創傷処理(長さ5cm未満)を行った場合
塩酸プロカイン注射液1%1ml 2管
診療種別区分、手技料を入力します。
麻酔として塩酸プロカイン注射液を使用していますが、この場合は麻酔料ではなく
創傷処理で使用した薬剤として入力を行います。
<例2>
3歳未満の乳幼児に創傷処理(長さ5cm未満)を行った場合
塩酸プロカイン注射液1%1ml 2管
診療種別区分、手技料を入力します。
↓3歳未満ですから”3歳未満の乳幼児加算”が自動発生します。
↓塩酸プロカイン注射液を2管使用していますので入力を行います。
↓もしこの手術が時間外に行われたのであれば手技料の診療行為コードの前に
時間加算区分コードを挿入します。
なお、(診察料(この場合は再診料)に時間加算区分コードが入力されている場合は手術の手技料を
入力した時点で ”時間外加算”のコードを自動発生します。)
また、環境設定(F6キー)にて時間外区分の設定がされている場合には、診察料と時間外加算等が算定可能な診療行為コード(この場合は創傷処理)に時間外加算等を自動発生します。
環境設定については「2.5.4診療区分別の入力方法−(1)診察料 (3)入力形式」を参照して下さい。
<例3>
自己血輸血(液状保存)を500mL、人全血液200mL献血由来を3袋、輸血した場合
<例4>
食道悪性腫瘍手術(消化管再建手術を併施するもの)(胸部、腹部の操作によるもの)を自動吻合器(1個)と遊離腸管移植を併せて、休日に行った場合
ここでは施設基準の届出の有無により、2通り例を挙げます。
(施設基準の届出をしている場合)
↓診療種別区分、手技料を入力します。
↓休日加算が自動発生します。
↓自動吻合器(1個)と遊離腸管移植の加算コードを入力します。
(施設基準の届出をしていない場合)
↓手技料の入力により施設基準の逓減と、休日加算が自動発生します。
↓自動吻合器(1個)と遊離腸管移植の加算コードを入力します。