2.2 登録 (患者登録について)
2.2.3 患者情報の入力
(1) 基本情報
患者の基本情報を入力します。

▲注意

については後日資料を公開します。現在は操作しないで下さい。
項目の説明
- ■患者番号入力欄
-
- 〈新患登録の場合〉
- "*"を左詰めで入力し、「Enter」キーを押すことにより、自動採番されます。
- (既に登録のある患者の呼び出しの場合)
- 患者の患者番号を入力するか、検索する患者の名字、或いは氏名を10文字までの全角カタカナまたは漢字で入力します。
該当する氏名が1件しかない場合は、その患者を呼び出して表示します。
1件以上存在する場合は、患者検索一覧画面へ遷移して該当の全患者を表示します。
- ■カナ氏名(全角25文字)
- カナ氏名を全角カタカナで入力します。姓と名の間に1文字分全角の空白を入力します。
- ■漢字氏名(全角25文字)
- 漢字選択画面から選択した漢字を表示します。A-1 漢字氏名への変換で説明します。
- ■通名(全角25文字)
- 外国人の場合など、通称名(ニックネーム)を希望される場合があれば入力します。
- ■性別
- 男性の場合は'1'を、女性の場合は'2'を半角で入力します。
画面最上部の患者氏名の右に性別が日本語で表示されます。
- ■生年月日
- 半角数字で7桁入力するのが基本です。
SYYMMDD の書式で Sが年号となります。
- 明治・・・「1」
- 大正・・・「2」
- 昭和・・・「3」
- 平成・・・「4」
YYは和暦年で入力します。MMは月、DDは日を入力します。
(例)昭和30年7月15日生まれの場合、 「3300715」 と入力します。
- その他の入力書式は以下のようになります。
- 「S30.07.15」
- 「S30.7.15」
- 「1955.07.15」
- 「1955.7.15」
日付入力後は書式変換されて表示されます。
上記例では"S30. 7.15"と表示されます。
- ■年齢
- 出力項目であり、生年月日入力することにより自動計算され年齢を表示します。
- ■死亡区分ボタン
- ボタンをクリックすると、「死亡」と表示します。
- ■通名(全角25文字)
- 外国人の場合など、通称名(ニックネーム)を希望される場合があれば入力します。
- ■カルテ発行
- カルテの発行を行う場合には"1 カルテ発行あり"を指定した後、保険組合せ一覧よりカルテ発行を行う保険組合せと診療科を選択します。
- 「登録」(F12キー)を押下して印刷を行います。なお、保険組合せが選択されていない場合には、頭書きのみを印刷します。
- (新規患者のカルテ発行欄・初期表示について)
- 新規患者を登録する場合のみ、システム管理マスタ"1017 患者登録機能情報"で設定された初期表示を行います。
- なお、既に登録済みの患者の初期値は、"0 カルテ発行なし"を表示します。
- ■保険組合せ
- 一覧に現在(システム日付)使用可能な保険を表示します。カルテ発行をするときに該当の保険組合せを選択すると、その保険組合せでカルテを印刷します。
- ■診療科
- カルテを発行するときに、診療科を選択します。カルテ発行時には、必須選択となります。
- 何も選択されていない場合、エラーメッセージを表示します。選択された診療科で病名が登録してある場合にカルテに該当病名を印刷します。
- ■患者
- "1 テスト患者"を選択したとき、「レセプトの一括作成」、「総括表への反映」、「日次統計への記載」はすることができません。
- ■住所
- 左側の欄には郵便番号を半角数字で入力します。
- 中央の欄は郵便番号から決定した住所を編集します。また、住所を全角50文字までで直接入力することもできます。
- 右側の欄は番地方書を全角50文字までで直接入力します。
- 入力された郵便番号から住所マスタを検索し、該当する住所を中央の住所欄に表示します。
- 全桁入力以外にも、入力した数字から前方一致する郵便番号があれば住所一覧選択画面に遷移し、該当の番号を選択して住所欄に表示することができます。
- また、左側の郵便番号欄の先頭に"/"を入力して「Enter」キーを押下すると、周辺地域一覧へ遷移します。頻繁に使用する住所は、予め登録しておくと便利です。登録と入力方法はB
周辺地域一覧で説明します。
- ■電話 自宅 ・ 勤務先(半角15桁)
- 自宅・勤務先の各電話番号を半角数字で入力します。
- ■減免事由
- システム管理マスタの"1026 減免事由情報"で設定した減免事由を、コンボボックスより選択します。減免事由を選択すると関連する割引率を表示します。
- ■割引率
- システム管理マスタの”1027 割引率情報”で設定した割引率を、減免事由を選択することにより表示します。
- ■世帯主名(全角25文字)
- 新規登録の場合に患者氏名を複写し、世帯主名に表示します。患者当人が家族の場合には、姓のみの複写を行います。"被保険者名"欄の入力を行うと世帯主名へ編集します。
- ■続柄(全角15文字)
- 世帯主との続柄を入力します。
- ■状態1〜3
- システム管理マスタの"1018〜1020 患者状態コメント情報"で設定したコメントの該当があればコンボボックスより選択します。選択時、基本情報画面上部にある旧姓の横の3つの項目に値が表示されます。
- ■禁忌(全角50文字)
- 禁忌情報を2行まで入力できます。
- ■アレルギー(全角50文字)
- アレルギー情報を2行まで入力できます。
- ■感染症(全角50文字)
- 感染症情報を2行まで入力できます。
- ■コメント(全角50文字)
- コメントを2行まで入力できます。
ファンクションキーの説明
- 「戻る」(F1キー)
- 遷移元の画面へ戻ります。
- 「クリア」(F2キー)
- 内容がクリアされ、患者番号の入力からとなります。
- 「前回患者」(F3キー)
- 前回表示していた患者を再度表示します。
- 「患者削除」(F4キー)
- 表示されている患者内容がデータベースからすべて削除されます。
- 「再発行」(F5キー)
- 患者番号採番時の番号を変更したい場合に使用します。
連番号部分が+1された患者番号を再度、発行します。
- 「保険組合せ」(F5キー)
- 新しい保険組合せを作成します。 「保険組合せ」と同様に、タグ切替で他の画面へ遷移しても基本情報画面の保険組合せ一覧は更新されます。
- 「保険追加」(Shift+F6キー)
- 他保険の追加入力をする際に使用します。
- 「前↑」(F6キー)
- 保険・公費情報が複数件入力されている場合に、前の保険・公費を表示します。
- 「公費追加」(Shift+F7キー)
- 4件目以降の公費を追加入力するとき、公費欄の最初の1行を空白にします。
- 「次↓」(F7キー)
- 保険・公費情報が複数件入力されている場合に、次の保険・公費を表示します。
- 「←タグ切替」(Shift+F8キー)
- タグ画面の切り替えを行います。押下する毎に現在表示している画面の左隣の画面を表示します。
- 「→タグ切替」(F8キー)
- タグ画面の切り替えを行います。押下する毎に現在表示している画面の右隣の画面を表示します。
- 「労災・自賠」(Shift+F9キー)
- 労災・自賠責保険入力画面に遷移します。ただし、保険欄に該当の労災保険或いは自賠責保険を表示しているか、新規入力であれば保険欄が空白の状態で遷移します。
- 「氏名検索」(F9キー)
- 氏名により患者を検索します。氏名検索画面に遷移します。
- 「予約登録」(F10キー)
- この画面から予約登録画面に遷移し、予約登録することができます。
- 「患者複写」(Shift+F11キー)
- 新患入力時のみ、既に患者登録されている患者の情報を複写することができます。
操作方法は、C患者情報の複写で説明します。
- 「受付一覧」(F11キー)
- この画面から本日の受付一覧画面に遷移し、受付業務をすることができます。
- 「登録」(F12キー)
- 入力された患者情報の内容を登録します。
カナ氏名、漢字氏名、性別、生年月日は必須入力項目です。
カナ氏名を入力すると漢字選択画面が表示します。そこで選択した内容が漢字氏名に表示されます。
システム管理マスタ"1017 患者登録機能情報"の「2:人名辞書使用」の設定により、漢字氏名欄の漢字の変換には2通りの方法があります。
- 「0:使用する」を設定した場合 ・・・人名辞書を使用した漢字変換
- 「1:使用しない」を設定した場合・・・漢字氏名欄への直接入力
<例1> 人名辞書ダイアログから「日医 太郎」へ漢字変換する
カナ氏名に"ニチイ タロウ"と全角カタカナで入力後、「Enter」を押下すると漢字選択画面へ遷移します。
選択候補一覧に該当する氏名の漢字がある場合には、選択番号へ該当する番号を入力するか、一覧をクリックして選択します。
選択候補一覧に該当する氏名の漢字が無い場合には、確定漢字へカーソルを移動させて直接、入力を行います。画面では、"ニチイ"の該当漢字がありませんので確定漢字欄で"日医"と入力します。
(重要)漢字を新規に登録する場合、一連の動作で「Enter」キーを2回押してください。
- 1回目「Enter」キーは、漢字を確定します。
- 2回目「Enter」キーは、入力項目の内容を確定します。
※2回目の「Enter」キーを押さずに「登録」ボタンを押しても、入力内容は登録されませんのでご注意ください。
「登録」を押下した場合は、次に漢字選択画面を表示させたときに、「日医 太郎」の漢字を優先して先頭に表示します。
- 「確定」(F11キー)
- 確定漢字欄に表示している漢字等を履歴に残したくないときに押下します。
- 「登録」(F12キー)
- 確定漢字欄に表示している漢字等を履歴に残すときに押下します。
- 次に同じ読み方の患者氏名が入力されたときに優先して選択候補一覧の一番上へ表示します。
選択候補一覧には50件まで表示が可能です。なお、この画面では漢字の削除を行うことができません。不要だと思われる漢字については、マスタ登録の4.4.6 人名辞書情報マスタで削除を行うことができます。また、人名辞書情報マスタでは登録をすることも可能です。
新患登録時、或いはカナ氏名・漢字氏名を変更したときに、既に同姓同名患者が登録済みの場合、同姓同名者リストを表示します。
新規患者入力中は、一覧より登録済み患者を選択して修正が行えます。但しこの時、新規入力中の患者番号は欠番となります。
選択番号欄に該当患者を選択してEnterキーを押下すると確認メッセージを表示します
システム管理「1017 患者登録機能情報」により同姓同名リストを表示する・しないの設定が可能です。
「OK」ボタンで現在入力中である新規患者の患者番号は欠番となり、選択した登録済みの患者の基本情報を表示します。表示後は修正することもできます。
「戻る」ボタンを押下すると新規患者の基本情報入力画面へと戻ります。
新規患者登録時、或いはカナ氏名・漢字氏名・性別・生年月日を変更したときに、システム管理「1017 患者登録機能情報」
の設定により条件に一致する患者を二重登録疑い患者としてリスト表示します。
新規患者入力中は、一覧より登録済み患者を選択して修正が行えます。但しこの時、新規入力中の患者番号は欠番となります。
選択番号欄に該当患者を選択してEnterキーを押下すると確認メッセージを表示します。

「OK」ボタンで現在入力中である新規患者の患者番号は欠番となり、選択した登録済みの患者の基本情報を表示します。表示後は修正することもできます。
「戻る」ボタンを押下すると新規患者の基本情報入力画面へと戻ります。
B 周辺地域一覧
<例> 東京都文京区白山(1丁目) を登録する
住所の郵便番号入力欄へ"/"を入力後、「Enter」キーを押して周辺地域一覧を表示します。
↓
「住所登録」(F4キー)を押下します。
コードと、地方公共団体コードか、或いは郵便番号が必須入力項目となります。
地方公共団体コード、郵便番号のどちらかの番号は全桁入力以外にも、入力した頭の数字から前方一致で検索を行いますが、検索範囲を絞るためにここでは郵便番号の上3桁を入力してみます。
項目の説明
- ■コード
- 3桁までの数字で入力します。このコードは、周辺地域一覧で町域と共に表示する番号です。
- ■地方公共団体コード
- 該当する地方公共団体コードを半角数字で入力します。
- ■郵便番号
- 該当する郵便番号を半角数字で入力します。
- ■枝番
- 1つの郵便番号で2つ以上の住所が存在する場合に使用します。
- ■町域名短縮
- 周辺地域一覧に表示される町域名です。自院で名称変更することもできます。
ファンクションキーの説明
- 「戻る」(F1キー)
- 遷移元の画面へ戻ります。
- 「クリア」(F2キー)
- 表示した内容をクリアします。
- 「削除」(F3キー)
- 表示した情報内容を削除します。
- 「住所一覧」(F9キー)
- 現在、使用できません。
- 「登録」 (F12キー)
- 入力された内容を登録します。
- 「Enter」キーを押下して、検索の画面より該当する番号を選択します。

- ↓

- 「登録」(F12キー)で登録をします。

郵便番号入力欄へ"/"を入力後、「Enter」キーを押して登録済みの周辺地域一覧を表示します。
周辺地域一覧から該当する住所を選択番号に入力して「Enter」キーを押下するか、または一覧の住所を直接クリックすると該当する住所を画面下方の確定住所欄へ表示します。
「確定」(F12キー)を押すと患者登録画面の住所欄に選択した住所が表示されます。
また、"/001"のように、"/"の後に続けてコード(周辺地域番号)を数字3桁で入力したときは、該当の住所を表示することができます。なお、該当が無ければ、"/"と同様に周辺地域一覧へ遷移します。
(連絡先等を入力する画面でもこの機能を使用することができます。)
新患の患者番号を採番後、カナ氏名・漢字氏名を入力して「患者複写」(Shift+F11キー)を押下します。
(カナ氏名・漢字氏名の入力が無い場合には、コピー元の患者氏名で表示します)
コピー元の患者の患者番号を入力し、「Enter」キーを押下して該当患者を表示します。
「F12 複写開始」キーを押すと、"性別"、"生年月日"、"労災保険"、"公費受給者番号"、"状態"、"禁忌"、"アレルギー"、"感染症"、"コメント"以外の項目を複写します。
上記の複写されない項目の入力を行います。公費の複写が不必要な場合は、保険者番号欄の先頭に”/D”、または”/d”を入力して「Enter」キーを押下すると削除できます。
注意!
特に「本人家族」欄も複写されますので注意してください。
確認後、「登録」(F12キー)を押下して患者情報の登録を行います。
保険入力は、空白の保険欄に直接入力をしますが、他保険の追加入力をするときは、保険者番号欄の先頭に "/A"、または"/a"を入力後「Enter」キーを押下するか、
或いは「保険追加」(Shift+F6キー)を押下して保険欄を空白にしてから、新たな保険情報の入力を行います。
また、既に登録してある保険を削除するときは、保険者番号欄の先頭に"/D"、または"/d"を入力して「Enter」キーを押下します。
ただし、
労災・自賠責保険については「労災・自賠責」(Shift+F6キー)を選択して労災入力画面で追加、修正、削除を行います。
複数の保険履歴がある場合は、有効期限の新しい順番で表示します。次の保険を保険欄へ表示させるには「次↓」(F7キー)を押下します。
前の保険を表示するときは、「前↑」(F6キー)を押します。
項目の説明
- ■保険者番号
- 保険者番号を入力します。必須入力項目です。
- ”/A”、または”/a”を先頭に入力して「Enter」キーを押下すると他保険の追加入力が行えます。
- また”/D”、または”/d”を先頭に入力して「Enter」キーを押下すると表示している保険を削除します。
- ■保険の種類
- 保険の種類を選択します。保険者番号が入力済みのときは、保険者番号より保険の種類を決定します。必須入力項目です。登録済みの保険種別を変更することはできません。
- ■本人家族区分
- 1 本人 、2 家族 をコンボボックスより選択します。必須入力項目です。年齢が15歳未満のときは"家族"を初期表示しますが、変更も可能です。
(保険の種類が自費の場合は、15歳未満の場合でも“本人”を初期表示します。)
- ■補助区分
- 保険の種類によって選択内容が決定されます。
- 保険の種類が、国保・船員・自費に該当する場合に選択可能となります。
- 国保組合の場合には、「91 マスタ登録−105 保険者マスタ」の“給付割合”欄にて入院・外来別に負担割合の初期表示の設定を行うことができます。
設定がされていない場合、患者登録画面では「3割」を初期表示とします。
- 自費保険の場合は、補助区分から「課税」または「非課税」を選択しますが、初期表示についてはシステム管理マスタの"1017 患者登録機能情報"にて設定することができます。
- また、70〜74歳までの高齢受給者の場合には、患者負担割合「1割」を初期表示します。
- ■継続区分
- 保険の種類が該当する場合のみ、選択内容を表示し選択することができます。
- ■記号(全角20文字)
- 記号を全角で入力します。
「91 マスタ登録−105 保険者マスタ」の“記号”欄に記号の設定がある保険番号が入力されたときは、記号を自動表示します。
- ■番号(全角20文字)
- 番号を全角で入力します。
- ■資格取得日
- 資格取得日を入力します。
- ■有効期間(開始年月日)
- 開始年月日を入力します。未入力の場合はシステム日付を登録します。
- ■有効期間(終了年月日)
- 終了年月日を入力します。未入力の場合、"9999999"を終了年月日として扱います。
- ■被保険者名(全角25文字)
- 新規登録の場合に患者氏名を複写し、被保険者名に表示します。「本人家族区分」が本人の場合には姓名共に複写します。
家族の場合は、入力された保険の種類が社保のときは姓のみを編集し、保険の種類が国保の場合には姓名共に複写します。
また、患者氏名の変更を行ったときで患者当人が本人の場合には画面表示中の保険のみ、被保険者名に編集します。家族の場合には変更されません。
- ■確認年月日
- 確認年月日を入力します。未入力の場合、システム日付を確認年月日として扱います。
- ■確認ボタン
- "未"のときに押下すると、システム日付を確認年月日に編集します。
システム日付の当月に確認年月日がある場合に"済"とします。
"未"から"済"に変更したとき、再度"済"ボタンを押下して、入力前の確認年月日に戻すことも できます。
保険の確認について
保険証の変更の有無についての確認を行った場合に"確認年月日"横の確認ボタンをクリックすることでチェックをすることができます。
変更がある場合は保険の種類以外の修正、或いは保険の追加登録をします。
修正の場合、確認年月日は修正前と変わりませんので確認ボタンを押下することにより、システム日付を確認年月日に編集して"済"とします。
ただし月単位での確認である為、"済"となっている場合に押下すると、確認年月日のみシステム日付へ更新します。変更が無かった場合にも、
確認を行った日を同様の操作にて更新することができます。
患者の公費情報を直接入力します。最大3件まで、有効期間の新しい順番に表示します。
4件以上の公費が存在するときの画面への表示は、「次↓」(F7キー)または「前↑」(F6キー)を押下します。
4件目以降を追加入力するときは、負担者番号欄の先頭に "/A"、または"/a"を入力後「Enter」キーを押下するか、
或いは「公費追加」(Shift+F7キー)を押下すると公費欄の最初の1行が空白となりますのでそこへ新たな公費情報の入力を行います。
また、既に登録してある公費を削除するときは、負担者番号欄の先頭に"/D"、または"/d"を入力して「Enter」キーを押下します。
項目の説明
- ■負担者番号(半角8桁または全角4文字)
- 負担者番号を入力します。
- なお、負担者番号に全角文字を入力する場合は、まず「マスタ登録」画面の"104 保険番号マスタ"で該当する地方公費の"検証番号チェック区分" に
「2 チェックしない」を設定してください。
- ■公費の種類
- 負担者番号より公費の種類を決定し、表示します。必須入力項目です。
- ■受給者番号(半角20桁または全角10文字)
- 受給者番号を入力します。
- なお、受給者番号に全角文字を入力する場合は、"104 保険番号マスタ"で該当する地方公費の"受給者検証番号チェック区分"に「2 チェックしない」を設定します。
- ■適用期間(開始年月日)
- 適用開始年月日を入力します。未入力の場合はシステム日付を登録します。
- 年齢制限のある公費、または老人保険の入力を行う場合に生年月日から年齢を計算してチェックします。
- なお老人保険は、新規で入力を行う時点での年齢が65歳未満で、適用開始年月日時点の年齢が65歳以上のときは、
「Enter」キーではなく、マウスか「Tab」キーでカーソルを受給者番号、適用期間と移動させて入力します。
これにより、"適用開始時点での年齢が65歳未満です"というエラーメッセージの表示は、
"警告!適用開始時点での年齢が70歳未満です"と警告メッセージへと変わり、登録を行うことができます。
- ■適用期間(終了年月日)
- 終了年月日を入力します。未入力の場合、"9999999"を終了年月日として扱います。
- ■確認年月日
- 確認年月日を入力します。未入力の場合、システム日付を確認年月日として扱います。
- ■確認ボタン
- "未"のときに押下すると、システム日付を確認年月日に編集します。
- システム日付の当月に確認年月日がある場合に"済"とします。
- "未"から"済"に変更したとき、再度"済"ボタンを押下して、入力前の確認年月日に戻すことも
できます。
<生活保護の受給者番号入力について>
生活保護受給者の受給者番号には、受給者番号が変わらない固定番号制と、毎月付番される変動番号制の2通りの制度が各自治体によって存在します。
固定番号制の場合は一度の受給者番号登録で済むのに比べ、変動番号制の場合は受給者番号を毎月登録し直す必要があるため、
固定番号制と変動番号制の生活保護受給者では推奨する入力方法が異なります。
また、以下に挙げる各帳票に印字する公費欄の情報は、通常、患者登録画面で登録された公費情報から編集しますが、
生活保護の受給者番号をレセプトの公費欄に印字する場合に限り、上記理由により編集元が異なります。
・カルテおよび処方せん・・・患者登録画面の公費情報として登録されている負担者番号・受給者番号を印字します。未入力の場合には、空白のままとなります。
・レセプト ・・・・・・・・・・・・・患者登録画面の公費情報として登録されている負担者番号を印字します。未入力の場合には、空白のままとなります。
受給者番号については、明細書作成画面で登録された受給者番号を優先して印字を行います。
固定番号制と変動番号制の各推奨する入力項目については、以下のとおりです。
(固定番号制・変動番号制 共通入力項目)
公費情報として、生活保護の“負担者番号”・“公費の種類”・“適用期間”を必須入力します。
“適用期間”については、“適用開始日”は各生活保護受給者によりそれぞれの開始日を入力し、“適用終了日”については、カーソルを“適用終了日”欄に合わせたのち、
未入力のまま「Enter」キーを押下します。“9999999”が表示され、適用期間は適用開始日以降、継続しているものとして扱います。
(固定番号制の場合の推奨入力項目)
“受給者番号”の入力を推奨します。
受給者番号を入力する方法については、患者登録画面からの入力の他に、明細書作成画面の「生保入力」キーで遷移する生活保護まとめ入力画面から
月単位で一括入力する方法もあります。レセプトへの受給者番号欄の記載は、生活保護まとめ入力画面で登録された番号を優先して行いますが、
生活保護まとめ入力画面で登録を行わなかった場合には患者登録画面で入力された番号を記載します。
よって、患者登録画面にて受給者番号を入力しておくと、生活保護まとめ入力画面での再入力の必要はありません。
(生活保護まとめ入力画面では診療月には患者登録画面と同番号を表示します。)
(変動番号制の場合)
“受給者番号”は、未入力(空白)で登録することを推奨します。
毎月変わる受給者番号は、生活保護まとめ入力画面より月毎に一括入力を行います。このとき、患者登録画面で受給者番号を入力されていると、
診療のあった月の生保まとめ入力画面には毎月、患者登録画面で登録された受給者番号を初期表示してしまいます。
よって、受給者番号欄は未入力とすることで毎月の一括入力作業の軽減が行えます。
明細書作成画面での操作方法については、「3.3 明細書 (1)−1.生活保護の受給者番号入力」を参照してください。
<診療報酬明細書における、1円単位での記載方法について>
地方公費の場合でレセプトの一部負担金額欄へ1円単位まで記載表示するには、「91 マスタ登録」業務から「104 保険番号マスタ」に遷移し、保険番号マスタ画面の「レセプト負担金額」欄を“2 10円未満四捨五入しない”と設定して「登録」をすることにより、1円単位での記載を行います。デフォルトは、“1 10円未満四捨五入する”を表示します。
「労災・自賠」(Shift+F9)を押下して表示された労災自賠責入力画面で、患者の労災保険情報の入力、修正、削除を行います。
項目の説明
- ■労災自賠保険区分
- 該当する労災保険をコンボボックスより選択します。
- ■被保険者名
- 患者登録画面で呼び出している患者の氏名が表示されます。
- ■傷病の部位
- 傷病の部位の入力が行えます。
-
- 複数の労災保険で受診している場合等に使用出来、診療行為入力画面の保健組合せ欄に表示します。
-
−短期給付・傷病年金−
- ■労働保険番号
- 短期給付の場合に労働保険番号を入力します。
- ■年金証書番号
- 傷病年金の場合に年金証書番号を入力します。
- ■災害区分
- コンボボックスより選択します。
- ■新継再別
- 労災保険区分に入力があればコンボボックスより選択できます。
- ■転帰事由
- コンボボックスより選択します。ここで入力された転帰事由をレセプト記載します。
「継続」以外の転帰事由が選択されている場合、レセプト診療年月と療養終了年月日が同じ月であれば、「継続」以外を記載し、そうでなければ「継続」を記載します。
- ■四肢特例区分
- 労災保険の該当部位が四肢、または手指であった場合に選択します。
- ■傷病年月日
- 「療養補償給付たる療養の給付請求書」にある傷病年月日を入力します。
- ■療養開始日
- 療養開始年月日を入力します。
- ■療養終了日
- 療養終了年月日を入力します。終了日が入力された月の労災レセプトの療養期間には、療養開始日(療養開始日の翌月以降であれば1日)から療養終了日までを表示します。
- 未入力の場合には"9999999"を終了年月日として扱います。このとき、その月の労災レセプトへの表示は、療養開始日または1日から末日までとなります。
- ■事業の名称
- 「療養補償給付たる療養の給付請求書」にある事業名称を入力します。
- ■事業場の所在地
- 「療養補償給付たる療養の給付請求書」にある事業場の所在地をコンボボックスより選択し、入力します。
−アフターケア−
- ■健康管理手帳番号
- 健康管理手帳番号の入力をします。
- ■損傷区分
- 該当するアフターケア対象傷病をコンボボックスより選択します。
- ■療養開始日
- 療養開始日を入力します。
- ■療養終了日
- 療養終了日を入力します。未入力の場合、"9999999"を終了年月日として扱います。
登録を行った患者登録画面ではこのように表示されます。
労災保険対応として使用する際には、システム管理マスタ "4001 労災自賠医療機関情報について"で必要項目の設定を行ってください。
「労災・自賠」(Shift+F9)を押下して表示された労災自賠責入力画面で、患者の自賠責保険情報の入力、修正、削除を行います。

使用項目の説明
- ■労災自賠責保険区分
コンボボックスより選択します。
■自賠責請求区分
コンボボックスより選択します。初期表示は「1 患者請求する(100%)」を表示します。
■傷病の部位
自賠責診療報酬明細書への表示等、反映はしませんが診療行為入力画面右上部への画面に表示され、部位の確認をすることができます。必須入力ではありません。
■転帰事由
- コンボボックスより選択します。ここで入力された転帰事由をレセプト記載します。
「継続」以外の転帰事由が選択されている場合、レセプト診療年月と療養終了年月日が同じ月であれば、「継続」以外を記載し、そうでなければ「継続」を記載します。
- ■四肢特例区分
- 労災保険に準拠する為、自賠責保険の該当部位が四肢、または手指であった場合に選択します。
- ■傷病年月日
- 受傷日を入力します。
- ■療養開始日
- 診療期間開始日を入力します。
- ■療養終了日
- 診療期間終了日を入力します。終了日が入力された月の自賠責レセプトの診療期間には、療養開始日(療養開始日の翌月以降であれば1日)から療養終了日までを表示します。
- 未入力の場合、"9999999"を終了年月日として扱います。その月の自賠責レセプトへの表示は療養開始日または1日から末日までとなります。
- ■自賠責担当医
- 自賠責レセプトへ担当医の記載をします。
- 科を選択後、担当医を選択、または医師コードを直接入力します。
- 入力がない場合は、システム管理「1001 医療機関情報―基本」の管理者氏名(院長)を自賠責レセプトへ記載します。
- ■自賠責保険会社名
- 自賠責レセプトへ保険会社名を記載します。
自賠責対応として使用する際には、システム管理マスタ "4001 労災自賠医療機関情報について"で必要項目の設定を行ってください。
老人保健・公費の改正等で負担金や負担
割合等が変わった場合は、公費の期限を終了させ、新たに同じ公費を登録する必要があります。
これは、公費情報(保険番号マスタ)に期間があり、新たな負担金等が設定される為です。
例)平成17年10月1日から191福祉の負担金が変わる場合
・10月1日以降に登録する患者は問題ありません。
・9月30日以前に登録済みの患者に対して、再度公費の登録が必要になります。
該当の患者の登録画面を開きます。
「Enter」またはいずれかのファンクションキーを押すとメッセージを表示します。
「OK」を選択します。
負担者番号、受給者番号がコピーされ、10月1日からの公費を追加登録します。
<一般から高齢受給者に変わる場合>
該当の患者の登録画面を開きます。
「Enter」またはいずれかのファンクションキーを押すとメッセージを表示します。
「OK」を選択します。
負担割合に「1割」を表示します。「2割」場合は変更して下さい。
<一般・高齢者受給者から老人保険へ変更>
該当の患者の登録画面を開きます。
「Enter」またはいずれかのファンクションキーを押すとメッセージを表示します。
「閉じる」を押下し、老人保健を入力します。
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