保険番号マスタの設定について
 (県単位医療費助成事業などの地方公費の設定)

 (1) 保険番号マスタ設定画面の項目説明

 (2) 保険番号情報入力画面の項目説明

 (3) 保険番号マスタの設定例


(1)保険番号マスタ設定画面の項目説明
(注意)設定内容については各自治体により異なるため、詳細は医療機関所在地の自治体または支払基金、連合会にご確認頂くか、各都道府県別の地方公費マスタ設定一覧表を参照してください。

<例>地方公費として保険番号“100”を設定する場合
“保険番号”、“有効年月日”を入力して、「確定」(F12キー)を押下します。

項目の説明

■保険番号
  3桁の任意の数字を入力します。ただし、任意に作成できる保険番号の範囲は決まっていますので、4.4.4 保険番号マスタ を参照し、使用可能な保険番号を使用してください。
■支払区分
“00”固定となっています。(老人保健の場合には区分を表示します。)
■選択番号
  新たに登録する時には入力する必要はありません。空白としておきます。
既に登録済みの保険番号を入力した時には、選択番号の入力が必須となります。なお、1件のみ登録の場合は保険番号入力時に選択番号欄へ“1”を表示します。複数件の登録がある場合には空白表示となっていますので、右側一覧画面より選択した番号を入力します。
■有効年月日
  新たに登録する時には有効開始年月日および有効終了年月日を入力します。有効期間を設けない場合は、有効年月日は未入力で「Enter」キーを押し、“00000000”〜“99999999”(無期限)とします。

ファンクションキーの説明
「戻る」(F1キー)
  元の画面へ戻ります。
「クリア」(F2キー)
  入力された内容をクリアします。
「確定」(F12キー)
  保険番号情報入力画面へと遷移します。


(2)保険番号情報入力画面の項目説明
<例>保険番号“100”として、「確定」(F12キー)で保険番号情報入力画面へ遷移した場合

項目の説明
「Enter」キー押下時のカーソルの移動順に説明していきます。
■法別番号
  負担者番号の頭2桁の数字を入力します。
■制度名
  保険番号に対する制度名を入力します。全角50文字まで入力可能です。
■短縮制度名
  上記制度名を全角5文字までの任意の名称で入力します。各業務の中で画面表示される制度名はここで登録された名称となります。(保険組合せの表示など)
■保険公費種別区分
  コンボボックスから選択します。他保険との併用が発生しない地方公費であれば“6”、併用がある地方公費であれば“7”を選択します。地方老人(法別番号が41)については、通常の老人保健と識別するために“3”を選択します。
■法別番号チェック区分
  患者の保険登録時に、負担者番号の頭2桁と法別番号をチェックするか否かを選択します。
  「1 チェックする」を設定したときは、患者登録画面で地方公費を新規追加登録する際に、負担者番号の最初の2桁を法別番号として認識し、異なる場合にはエラー表示を行います。ただし、チェックを行うのは新規追加登録する場合のみで、既に患者登録画面で登録されている保険または公費の変更を行った場合には法別番号チェックはかかりません。
■検証番号チェック区分
  患者の保険登録時に、負担者番号の検証番号についてチェックするか否かを選択します。
  検証番号のチェックはモジュラス10の方式を使用しており、保険では保険者番号、公費では負担者番号・受給者番号をチェック対象とします。
■公費主保区分
  保険公費種別区分が“7 一般公費”のときに選択します。
■受給者検証番号チェック区分
  患者の保険登録時に、受給者番号の検証番号についてチェックするか否かを選択します。
■限定保険番号1〜3
   特定の公費が存在しないと組合せが作成できない地方公費について、該当する保険番号を半角英数字で入力します。
■条件−年齢開始、年齢終了
  年齢制限のある公費について、年齢の入力を行います。年齢制限が無い場合は、「0」〜「999」と入力します。
■点数単価 
  設定を行う保険(地方公費)の1点単価を入力します。
1 ・保険番号の1桁目が“0”
・労災・自賠責
・長期
10円固定で計算します。
2 ・1以外で、点数単価が“0” 10円固定で計算します。
3 1以外で、点数単価が“0”以外の時 設定単価で計算します。

■レセプト請求
  公費のレセプト印刷の可否を選択して入力します。
■レセプト負担金額
  レセプトへ記載する負担金額について、1円単位まで記載するかを選択します。
地方公費の場合でレセプトの一部負担金襴へ1円単位の記載を行うには、“2 10円未満四捨五入しない”と設定します。(デフォルトは、“1 10円未満四捨五入する”を表示しています。)
■レセプト記載
  地方公費に月額自己負担限度額がある場合で、限度額に満たない月のレセプトに公費分の記載を行うかを選択します。

[本人]タグ、[家族]タグ、[低所得]タグ、[低年金]タグ
  タグを切り替えてそれぞれの設定を行うことができます。
  なお、自費の場合は[本人]のみが該当するため、その他のタグの情報は入力する必要はありません。

(入・外共通項目)
■ −負担区分
  負担区分についてコンボボックスから選択します。
■回−負担割合・固定額・上限額
  1回につき、負担割合、固定額、上限額が決められている公費の場合に入力します。
■日−上限額・上限回数
  1日につき、上限額、上限回数が決められている公費の場合に入力します。
■月−(院内・院外)上限額、上限回数
  1月につき、外来については院外・院内の各上限額と上限回数、入院については上限額と上限回数が決められている公費の場合に入力します。

(外来項目)
■薬剤負担区分
  薬剤負担区分の取り扱いについてコンボボックスから選択します。
(入院項目)
■日−食事助成額
  1日につき、食事助成額が決められている公費の場合に入力します。
■食事療養費
  食事療養費の取り扱いについてコンボボックスから選択します。


必要項目を入力後、「登録」(F12キー)を押下すると以下の確認メッセージを表示します。
「OK」ボタンで登録を行います。

ファンクションキーの説明
「戻る」(F1キー)
  元の画面に戻ります。
「削除」(F3キー)
  登録済みの保険情報をデータベースから削除します。
「登録」(F12キー)
  入力された保険情報をデータベースに登録します。

(3)保険番号マスタの設定例
各都道府県で実施されている医療費助成事業の中でも内容がほぼ共通していると思われる乳幼児医療費助成、福祉医療費助成の地方公費と、自費の設定例を示します。
なお、地方公費は各自治体により異なるため、詳細は医療機関所在地の自治体または支払基金、連合会にご確認ください。

乳幼児医療費助成事業
福祉医療費助成事業
自費
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