第2章 日次業務2.5 診療行為2.5.2 入力の基本操作 > (2) 入力方法
2.5 診療行為

 (2) 入力方法

    [診療種別区分]
    [診療行為コード]
    [薬剤コード]△[数量]
      :
    [薬剤コード]△[数量]
    [材料コード]△[数量]
      :
    [材料コード]△[数量]*[回数(日数)]

となります。
各診療区分別に多少異なりますが基本的には入力形式はこのようになります。
数量や回数について省略した場合は”1”が入力されたこととして処理を行います。
ただし、回数を入力することによって剤終了の判定をする為、場合によっては省略できないこともあります。

<入力例1>


<入力例2> テンキー部を使用しての入力方法

"/"について
入力コード欄の診療行為コードと数量の間の空白は、"/"(全角、半角可)を入力し空白とすることも可能です。
但し、時間加算区分コードと診療行為コードの間の空白(2.5.4(1)診察料−(4)入力例を参照)等、
画面左から2桁目までに空白を挿入する場合には"/"は使用できません。先頭に"/"を入力した場合には
カタカナ入力画面(2.5.3診療行為コードの検索(2)カタカナ入力支援を参照)へ、"//"(全角、半角可)を入力した場合には検索画面へ遷移します。

<入力例3>コメント文を使用する場合

定型化された厚生省のコメントマスタを使用する場合は、"//"(全角、半角可)を入力すると検索画面へ遷移します。
ユーザー登録のコンボボックスにある「4:コメント」より、使用するコメントを選択して「Enter」キーを押下します。

または″//c″でもコメント一覧が表示できます。

"健康診断から"を選択して入力した例

      ↓

ユーザー登録のコンボボックスにある"コメント"以外のマスタ(用法、部位、その他、労災)についても同様の操作方法となります。
詳細については「2.5.3診療行為コードの検索(4)その他の検索」を参照して下さい。

<入力例4>"810000001"(フリーコメント)を使用する場合

定型化された厚生省のマスタ以外のコメントを記載する場合は、コード番号"810000001"を用いて、任意の文字を入力します。
1行に全角40文字までの入力およびレセプトへの印字が可能です。
入力コード欄へ"810000001"と入力すると名称欄へカーソルが移動しますので、コメント文をワープロ入力します。
例ではコメントが40文字を超えるため、2行分けてコメントの入力を行っています。

<入力例5> 包括分診療行為入力をする場合

<包括分診療行為入力について>
システム管理マスタ「1007 自動算定・チェック機能制御情報」で“包括登録”を「包括分入力をする」と設定したとき、保険組合せコンボボックスで「9999 包括分入力」を選択することが可能になります。
これは、外来の総合診療料または入院基本料に包括される診療行為について入力を可能とするもので、統計情報などに用いるために包括分診療データを登録可能とした機能です。保険診療分を入力する際に包括分の点数を自動的に省くものではありません。

“寝たきり老人在宅総合診療料”に包括分の診療行為入力を行う場合

包括分の診療行為入力は、保険診療分の診療行為入力の前後どちらでも構いません。
以下に挙げる入力例では、先に保険診療分である“寝たきり老人在宅総合診療料”を登録したとして、包括分の診療行為入力方法から説明します。

“寝たきり老人在宅総合診療料”を登録後、再度患者を呼び出して保険組合せコンボボックスに「9999 包括分入力」を指定します。このとき、確認メッセージを表示します。


2.5.2-1.PNG

「OK」を押下した場合は、画面がクリアされるので入力コード欄の先頭行から包括分の診療内容を登録します。
「NO」を押下した場合は、画面表示内容を保持したまま、包括分入力へ切り替わります。
以下の画面入力例は、「OK」を押下して包括分の診療内容のみを入力した例です
2.5.2-2.PNG

   ↓
2.5.2-3.PNG

入力後は、「登録」(F12キー)を押下すると診療行為確認画面へ遷移します。通常、確認画面から「登録」キーを押下すると請求確認画面に遷移を行いますが、包括分については請求データを作成しないため、確認メッセージを表示してここで登録を行います。
2.5.2-4.PNG

包括分の登録を行うと、診療行為入力画面の画面右側の受診履歴表示欄には“9999”で包括分入力を表示します。
2.5.2-5.PNG

<包括入力分の取り扱いについて>


前へ戻る次へ

操作説明目次にもどる