2.5 診療行為
 2.5.4 診療区分別の入力方法 − (8)麻酔料

 (1)診療種別区分
 
 
内容
診療種別区分
麻酔
.540
麻酔薬剤
.541
麻酔材料
.542

   麻酔料では3つの診療種別区分があります。
   通常は麻酔の”.540”を入力しますが、手技料とは別に処置薬剤のみや処置材料のみを
   入力するときに表のような診療種別区分を入力します。
 

 (2)入力形式

    [診療種別区分]
    [時間加算区分]△[麻酔手技コード]△[時間又は回数]
    [麻酔加算コード]
      :
    [薬剤コード]△[数量]
      :
    [薬剤コード]△[数量]
    [材料コード]△[数量]
      :
    [材料コード]△[数量]*[回数]

    となります。
    時間又は回数が1の場合は省略できます。
    数量が1の場合は省略ができます。
    回数が1の場合は省略ができます。

    診療種別区分は省略することもできます。但し、剤終了の判別は
    回数の入力によるか、診療種別区分の入力により判定しますので
    場合によっては省略できないこともあります。

    診療種別区分を省略した場合、手技料は手技コ−ドで入力してください。  

 (3)自動算定

    自動算定を行うのは次の項目です。     

    (注意)これらの自動算定を行う診療行為を検索して手入力は行わないでください。

 (4)入力例

    <例1>
       静脈麻酔を深夜に行った場合
       0.5gイソゾール(溶解液付) 1管

    ↓診療種別区分、深夜の時間加算区分コード、静脈麻酔の診療行為コードを入力します。

    ↓麻酔の深夜加算コードを自動発生します。

    なお、診察料(この場合は初診料)に時間外区分コードが入力されている場合には、手術の手技料を入力した時点で“時間外加算”のコードを自動発生します。
    また、環境設定(F6キー)にて時間外区分の設定がされている場合には、診察料と時間外加算等が算定可能な診療行為コード(この場合は静脈麻酔)に時間外加算等を自動発生します。
    環境設定については「2.5.4診療区分別の入力方法−(1)診察料 (3)入力形式」を参照して下さい。
    ↓次にイソゾールの医薬品コードを入力します。
    数量入力を要求してきますが今回は1管ですから省略できますのでそのまま
    「Enter」キーを押します。

    <例2>
       3歳未満の乳幼児に、休日に閉鎖循環式全身麻酔を行った場合
       麻酔の時間は3時間20分(200分)
       腹腔鏡下手術加算
       フローセン 45ml
       酸素(購入単価○.○円/リットル、酸素補正率1.3倍) 1000リットル
        酸素ボンベ・小型使用
        以下は、時間外加算の算定に診療行為コード(手技料)の前に休日の時間外区分を入力した場合の入力例です。

    ↓診療種別区分、閉鎖循環式全身麻酔の診療行為コードを入力します。

    ↓3歳未満ですので”幼児加算”と、診察料(この場合は再診料)に休日の時間外区分を入力しているため、麻酔の休日加算を自動発生します。

    ↓閉鎖循環式全身麻酔の時間を分単位で数量に入力します。

    ↓腹腔鏡下手術の加算がありますのでその診療行為コードを入力します。

    ↓麻酔薬剤のフローセンと麻酔薬剤の酸素の入力をします。

    ↓酸素を入力したとき、酸素補正率は自動発生をします。


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