4.4 マスタ登録
  4.4.5 保険者マスタ

保険者マスタについては、エンドユーザーにより登録・削除・修正を行うことができます。
なお、センターから更新データを提供した場合に、ユーザーで登録した内容が更新データにより上書きされる可能性があります。
上書きは、「異動内容」欄に登録された内容により強制的に行われることがあります。

1.保険者番号の入力

まず、保険者番号を入力します。 保険者番号の最後尾の1桁は、チェックディジットとなっています。
入力した保険者番号のマスタ提供がされている場合には、保険者名称欄に該当する保険者名称を自動表示します。
入力した保険者番号についてマスタ提供がされていない場合には、保険名称欄の自動表示はありませんので名称の手入力を行います。
上記画面例の保険者番号はマスタ提供されていないため、保険者名称は空白表示となります。手による入力が必要です。

保険者情報が既に登録されている場合は、修正を行う保険者番号を入力すると登録内容を画面に表示します。

  2.各項目の入力

     新規に登録する場合、各項目の入力を行います。
     修正の場合は、カーソルを修正箇所に持って行き、修正して下さい。

     項目の説明
□保険者番号
  保険者番号を半角数字で入力します。必須入力項目です。
□保険者名称
  全角50文字または半角で100文字以内で保険者名を入力します。全角、半角の混在した入力はできません。必須入力項目です。
□保険者名称(短縮1)
  「保険者名称」欄で「Enter」キーを押下したとき、「保険者名称」欄で入力された名称の頭から25文字(半角なら50文字)をコピーして表示します。
コピー表示した名称は修正することもできます。なお、既に「保険者名称(短縮1)」欄に入力がある場合は、コピーされません。
□保険者名称(短縮2)
  「保険者名称(短縮1)」欄で「Enter」キーを押下したとき、名称の頭から10文字(半角なら20文字)
  をコピーして表示します。既にこの欄の入力がある場合は、コピーされません。
□保険者名称(短縮3)
  「保険者名称(短縮2)」欄で「Enter」キーを押下したとき、「保険者名称(短縮2)」からコピーして表示します。既にこの欄の入力がある場合は、コピーされません。
□保険番号
  保険者番号に該当した保険の種類を表示します。必須入力項目です。
  必要があれば、コンボボックスから選択し直すこともできますが、該当しない保険を選択するとエラーメッセージを表示して登録することはできません。
□給付割合(組合員)(家族) 外来・入院
  「保険者番号」欄に国保組合に該当する保険者番号が入力されると設定が可能となります。
初期表示は、外来・入院共に「0:7割」を表示しています。各国保組合によってそれぞれ設定を行います。
□郵便番号
  半角数字7桁で入力します。
□住所
  郵便番号から、該当する住所を自動表示します。住所は手入力することも可能です。全角50文字までの入力ができます。
□番地方書
  全角50文字までの入力ができます。
□電話番号
  半角15文字以内で入力します。
□記号
  全角20文字までの入力ができます。(レセプトには全角17文字までの印字が可能です。)
“記号”を設定した場合は、患者登録画面で保険者番号を入力すると、該当保険者番号で設定した記号を自動表示します。
□異動内容
  コンボボックス内より異動理由を選択します。
□異動年月日
  異動内容の様態となる初日の日付を入力します。

ファンクションキーの説明
「戻る」(F1キー)
  「マスタ−登録」業務画面へ戻ります。
「クリア」(F2キー)
  現在表示している内容がクリアされ、保険者番号が入力できる状態となります。
「削除」(F3キー)
  画面表示した保険者マスタの情報をデータベースから削除します。(扱いは注意してください)
  確認メッセージ表示後は、「OK」ボタンを押下して削除をします。
「登録」(F12キー)
  新規登録、あるいは修正した内容をデータベースに登録します。
  確認メッセージ表示後は、「OK」ボタンを押下して登録します。

3.国保組合の給付割合入力
国保の保険者番号は
先頭2桁が都道府県番号
3桁目〜5桁目が保険者番号
末尾の1桁が検証番号
で、構成されています。この3桁目〜5桁目の保険者番号が「300番台」であれば国保組合となり、
医師国保組合や全国土木建築組合などが該当します。
国保組合の中には、組合員と家族、または外来と入院で異なる給付割合が設定されている場合があります。
国保組合に該当する保険者番号を入力したとき、各給付割合欄の設定が可能となり、設定された割合は患者登録画面の補助区分欄に初期表示を行います。

保険者マスタでの初期表示は、組合員・家族、外来・入院共に「0:7割」を表示しています。
給付割合の設定を行わない国保組合については、患者登録画面の補助区分欄には3割を初期表示します。

4.「異動内容」の登録
異動内容および異動年月日は、保険者の廃止や解散等で保険証に使用期限が設けられた場合に設定をします。

異動内容および異動年月日を設定しておくと、異動情報のある保険者番号を患者登録画面で登録する場合に、
エラーメッセージを表示して知らせることができます。
ただし、エラーメッセージは有効期間が異動年月日(当該日付の前日)の日付以降に該当する場合に表示を行います。


異動年月日設定後の患者登録画面でのエラーメッセージ表示例


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