2.5 診療行為

 2.5.4 診療区分別の入力方法 − (9)検査料


■生化学的検査(1)

<例1>総蛋白(TP)、アルカリフォスファターゼ(ALP)を行った場合

算定を行う診療行為コードを入力します。
包括検査ですが 、 まるめられる項目数に達していないので単独剤として算定されています。
(診療種別区分の入力は省略しています。)

この検査の続きに、γ−グルタミールトランスペプチダーゼ(γ−GTP)、
ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)、グルタミック・オキサロアセティック・トランスアミナーゼ(GOT)、 グルタミック・ピルビック・トランスアミナーゼ(GPT)を診療行為コード検索画面より選択指定して入力を行います。
(診療行為コード検索画面からの入力方法については"検査診療行為コードの検索"を参照してください。)

包括検査がまるめられる項目数以上になった場合は単独剤から1剤に変わります。
包括検査の最後に表示した検査名称の後ろには、項目数を表示します。
ただし、項目数の表示は診療行為入力画面のみで、診療行為確認画面、会計照会画面では表示されません。

続けて診療行為コード検索画面より生化学的検査( 1)の包括以外の検査、ムコ蛋白、リポ蛋白分画を選択入力します。

診療行為入力画面では、 次のような 表示に なります。

<例2>例題1にある包括検査と、1日に2回行った同検査の入力をする場合

グルコースを2回行ったとします。
以下に3つの入力方法を挙げていますが、この中でも“入力方法3.”の入力を推奨します。

入力方法1. グルコース2回を、検査の最初に入力してあとは<例1>のとおり、入力をします。

入力方法2. 例題1にある検査を入力した後に、グルコース2回を入力します。
   ただし、診療種別区分".600"を入力してから、グルコース検査を入れます。

診療種別区分を宣言することで、 包括検査と 、 2回以上の同じ包括検査の入力は正しく行われます。

入力方法3. 診療種別区分“.610”を入力後に、グルコース2回を入力します。

“.610”については、包括検査を包括の対象外とします。“.610”を宣言後の包括対象検査は“.600”の剤にまとめず、別算定することができます。重複チェックも行いません。包括項目数以下の場合は、それぞれ単独で“.610”入力し、包括項目数以上の場合は“.610”の剤にまとめて入力します。


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