4.4 マスタ登録
4.4.2 点数マスタ
1.診療行為の呼び出し
2.医薬品マスタ
3.診療行為マスタ
4.自費(文書料など)の入力
5.器材の入力
点数マスタは標準的に設定されるものとして、エンドユーザーはほとんど変更する必要はありません。
医薬品マスタ及び診療行為マスタがこれに該当し、仮に点数及び各種区分を変更された場合はシステムでは保証いたしませんのでご了承ください。また、この点数マスタに関しての入力チェックは一部を除き、ほとんど行っておりませんので入力の際には注意して入力をお願いします。ただし、エンドユーザー向けに点数マスタを設定できるユーザー点数マスタ等については、以下の項を参照して設定を行って下さい。
セットアップについて 4.ユーザー点数マスタの設定について
5.血液採取料自動算定の設定について
1−(1)リスト(F4キー)の説明
1−(2)リストの対象範囲
1−(3)期限切換(F7キー)の説明
診療行為コードを入力します。
入力方法は、
1)9桁のコードをすべて入力
2)検索文字列を全角で入力
3)自院コードを入力
があります。2)、3)の方法で入力した場合、点数マスタ一覧選択サブ画面に自動的に遷移します。
また、「検索」ボタンを押すことによっても同様の画面に遷移することができます。
点数マスタ一覧選択サブ画面の操作方法については、「診療行為コードの検索」を参照して下さい。
ただし、選択番号は1つのみ入力可能となっており、複数選択はできません。
選択番号、有効年月日を確認(修正入力)し、「確定」(F12キー)またはEnterを押します。
各種類(薬剤、診療行為、器材、コメント)に対応した入力画面へ遷移します。
□選択番号
右側の一覧より選択します。一覧の該当行をダブルクリックしても構いません。
1件の時は、省略値として"1"が設定されています。
複数件の時は、選択番号を入力します。
新規登録(ユーザ点数マスタの設定)時には入力する必要はありません。
□有効年月日(開始/終了)
新規登録(ユーザ点数マスタの設定)時、または変更する場合のみ入力します。
新規登録時、ENTERを押すことにより省略値は自動的に入ります。
ファンクションキーの説明
「戻る」(F1キー)
遷移元の画面へ戻ります。
「クリア」 (F2キー)
内容がクリアされます。
「リスト」 (F4キー)
後述します。
「期限切置換」(F7キー)
後述します。
「検索」 (F9キー)
点数マスタ一覧選択サブ画面に遷移します。
「確定」 (F12キー)
各種類(薬剤、診療行為、器材、コメント)に対応した入力画面へ遷移します。
1−(1) 「リスト」(F4キー)の説明
「リスト」(F4キー)を押下して遷移した画面より、点数マスタリストを作成することができます。
帳票出力設定画面が表示されますので、印刷条件を入力します。
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□[抽出データ指定]ボタン
・ 点数マスタより……点数マスタより抽出します。
・ 自院採用(入力コード登録分より)……自院で登録した入力コードより抽出します。
□[出力順指定]ボタン
・ 診療行為コード順……診療行為コード順に印刷をします。
・ カナ名称順………アイウエオ順に印刷をします。
・ 区分番号順………コード表区分番号順に印刷をします。
ファンクションキーの説明
[戻る](F1キー)・・・元の画面へ戻ります。
[クリア](F2キー)・・・指定された内容をクリアにします。
[再印刷](F5キー)・・・以前に処理を行った一覧の中から指定して再印刷ができます。
操作方法については、3.5総括表・公費請求書を参照して下さい。
[情報削除](F11キー)・・・処理結果で確認した情報の削除を行います。
[印刷開始](F12キー)・・・印刷の処理が開始します。
[処理結果](Shift+F12キー)・・印刷をする際に行われる処理の名称、開始時間及び終了時間、頁数、エラーメッセージを表示します。
「印刷開始」(F12キー)を押すと確認メッセージを表示します。
「F1:戻る」を押下すると、元の画面へ戻ります。
「F12:印刷する」を押すと「処理結果」画面へ遷移し、印刷データ作成処理を開始します。処理後には印刷を行います。
「F11:印刷しない」を押した場合、「F12:印刷する」押下時と同様に「処理結果」画面へ遷移します。但し、作成処理のみで印刷は行いません。印刷を行う場合は「再印刷」(F5キー)画面で指定した帳票を印刷することができます。
診療行為 |
|
---|---|
・全体
|
診療コードが100000000〜199999999のものが対象 |
・診療区分指定 |
診療コードが100000000〜199999999で診療区分が指定した範囲のものが対象 |
医薬品 |
|
・内用薬 |
薬剤区分が1のものが対象 |
・外用薬 |
薬剤区分が6のものが対象 |
・注射薬 |
薬剤区分が4のものが対象 |
・歯科用薬剤 |
薬剤区分が8のものが対象 |
・歯科用特定薬剤 |
薬剤区分が9のものが対象 |
・その他 |
薬剤区分が3のものが対象 |
・レセプト添付資料用薬剤 |
高額請求資料用薬剤分類情報に登録されている分類区分のものが対象 |
特定器材 |
診療コードが700000000〜799999999のものが対象 |
その他材料 |
診療コードが059000001〜059999999のものが対象 |
コメント |
|
・服用方法 |
診療コードが001000000〜001999999のものが対象 |
・撮影部位 |
診療コードが002900000〜002999999のものが対象 |
・その他 |
診療コードが008200000〜008499999と診療コードが800000000〜899999999のものが対象 |
自費 |
診療コードが095000000〜096999999のものが対象 |
1−(3) 「期限切置換」(F7キー)の説明
※「期限切置換」の機能については、参考提供としています。
「期限切置換」(F7キー)を押下して遷移した画面より、有効期限切れとなり使用できない自院コードを、新たに指定する診療行為コードの自院コード(入力コード)に置き換えて使用することができます。
自院コードの置き換えは、医薬品マスタに限らず診療行為マスタについても可能です。
有効終了年月日欄は最初、システム日付である月の末日を表示しています。入力された日付により、対象となる有効期限切れの点数マスタを一覧表示します。
例では有効終了日に平成15年3月31日を入力しています。一覧には、平成15年3月31日に有効期限切れとなった中から自院コードの登録がある点数マスタを表示します。
項目の説明
□有効終了日
置き換えの対象とする有効終了年月日を入力します。
□選択番号
置き換えの対象とする診療行為コードの番号を入力します。
□旧診療行為コード
選択番号を入力後にEnterキーを押下、またはクリックすると選択した診療行為コード及び名称を複写して表示します。
□新診療行為コード
置き換えを行う現在使用可能な(有効期限内である)診療行為コードを入力します。
このとき、既に入力コードの登録がある診療行為コードであっても置き換えは可能です。
□入力コード
自院コードとして登録のある全ての入力コードを表示します。新しく使用するコードに付けたい
入力コードのみを残し、不必要な入力コードは削除します。入力コードを削除した場合、旧コードの入力コードは削除されない為、そのまま期限切れの入力コードとして残ります。
ファンクションキーの説明
「戻る」(F1キー)
元の画面へ戻ります。
「クリア」(F2キー)
旧診療行為コード欄に表示がある場合はまずその内容を、再度「クリア」を押下すると点数マスタの一覧及び有効終了日をクリアします。
「次頁」(F7キー)
指定した有効終了日で有効期限切れとなった診療行為コードのうち、自院コードの登録がある診療行為が200行を超える場合に続きを表示します。
「検索」(F9キー)
点数マスタ一覧選択サブ画面を表示します。
一覧より対象の旧診療行為コードを選択後、「検索」キーを押下すると旧名称の頭から9文字で検索を行い、現在使用可能な同名称の診療行為内容があれば検索結果を一覧表示します。対象が無い場合には一覧は空白で表示します。
「登録」(F12キー)
置き換えた内容を登録します。
※登録はDBを更新するため登録後の画面表示に時間がかかる場合があります。
例題として、一覧表示された中から「テオドール 100mg」を選択してみます。選択番号欄に該当番号である"10"を入力するか、クリックして指定します。
旧診療行為コード欄及び入力コード欄に内容が複写されます。
新診療行為コード欄に入力します。入力方法は、
1) 9桁コードを全て入力
2) 検索文字列を全角で入力
3) 自院コードを入力
があります。2)、3)の方法で入力した場合、点数マスタ一覧選択サブ画面に自動的に遷移します。
該当する診療行為内容を選択して下さい。
また、旧診療行為コードを一覧より選択した後に「検索」キーを押下すると旧名称の頭から9文字で検索を行い、現在使用可能な同名称の診療行為内容があれば検索結果を一覧表示します。
対象が無い場合には空白で表示しますので、検索コードを別の名称で検索し直すことができます。
例では、"テオドール 10"で検索した結果、該当がありませんでしたので検索名称を"テオドール錠"に変更して再度、検索します。
↓選択した内容が"新診療行為コード"欄へ複写されます。
選択したコードに既に自院コードが付いている場合、メッセージを表示しますが、登録可能です。
入力コード欄に表示されている、全ての自院コードを置き換える場合にはここで「登録」(F12キー)を押下して登録を行います。新たなコードに不必要な入力コードがあれば、削除を行って下さい。ここでは、"テオ100"という入力コードを削除しました。
内容を確認後、「登録」を行います。
登録後の点数マスタを見ると、"テオ100"についてはそのまま旧コードの「テオドール錠 100mg」の入力コードとして残っていることが確認できます。
登録された入力コードは、点数マスタ業務または診療行為入力画面で確認できます。例のように2つ以上の入力コードが存在する場合、診療行為入力画面で表示される入力コードは表示キーに指定されたコードとなります。
例の場合は「2186」が表示キーとなるコード、「teo100」、「テオド1」はそれ以外のコードとして登録されています。
なお、表示キーは変更が可能であり、画面表示する入力コードを変えることができます。