2.5 診療行為
 2.5.3 診療行為コードの検索


診療行為入力は点数マスタの診療行為コードを入力することが基本です。
ですが、9桁のコードを覚えて入力を行うことは現実的ではありません。
点数マスターの診療行為コードは9桁ですが、それに対応させた4桁コード、あるいは5桁コードを
医療機関の運用にあわせて割り付けて入力することをお薦めします。
(診療行為コードに入力コードを割り付ける方法は、2.5.6 入力コードの設定方法を参照して下さい。)

(1)点数マスタの診療行為コードを入力
<例>内服薬 レスプレン錠 20mg



                                      ↓

 (2)名称からの検索

レスプレン錠20mgを探すため入力コード欄に検索文字列として"レス"を入力し、Enterキーを押下します。

診療行為一覧選択サブ画面を表示します。
入力コードに"レス"から始まるコードの登録がある場合に'入力コード全体(自院)'で表示されます。
全入力コードが表示対象となります。

レスプレン錠20mgは'入力コード全体(自院)'に存在しませんので、拡大検索をします。
(「F9 拡大検索」を押下するか、または選択番号に'*'を入力します。)
次に'内服(自院)'分を表示します。表示対象は "レス"から始まる名称の内服薬で、且つ入力コードが登録されている場合が該当します。
入力コードは、"レス"の文字を含まないコードも対象となります。

更に拡大検索をすると'内服(全体)'を表示し、入力コードの登録の有無に関係無く"レス"から始まる名称の内服薬全てを対象に表示します。

該当があれば番号を選択番号に入力し、「F12 確定」またはEnterキーを押します。
なお、1つの検索文字列から選択できるのは一度に5明細までとします。

<<ファンクションキーの説明 >>
「戻る」(F1キー) ・・・ 診療行為入力画面へ戻ります。
「F2 内服」 ・・・ 内服薬の検索を行います。
「F3 外用」 ・・・ 外用薬の検索を行います。
「F4 注射」 ・・・ 注射薬の検索を行います。
「F5 器材」 ・・・ 器材の検索を行います。
「F6 診療行為」 ・・・ 診療行為に関する検索を行います。
「F7 次頁」 ・・・ 次ページを表示します。
検索したときに一度に画面表示される検索名称は200件までとなります。 それ以降の表示をする場合にボタンを押すと、次の200件が表示されます。
「F8 検査検索」 ・・・ 検査の検索を行います。検査については名称からの検索の他、検査区分から検査項目の検索も可能です。
「F9 拡大検索」 ・・・ 自院登録されている入力コードの検索から拡大して全体への検索を行います。
「F10 部分」
(Shift+F10キー)
・・・ 検索したい文字が名称の一部分にあるものの検索を行います。
「F11 後方」
(Shift+F11キー)
・・・ 検索したい文字が名称の最後にあるものの検索を行います。
「F12 確定」 ・・・ 選択された明細を診療行為入力画面へ表示します。
「自院採用」 ・・・ 自院コードのあるものについて、各診療区分毎にアイウエオ順で表示します。
「ユーザー登録」 ・・・ 自院で独自に作成した点数マスタの検索を行います。

外用薬の検索
例として "アイ"と入力してみます。
診療行為一覧選択サブ画面には、検索する文字列から該当する検索内容を表示します。検索内容の表示を行う順番は次の通りです。
全入力コードが表示対象となる'入力コード全体(自院)'は、この場合入力コードに"アイ"を含む名称が登録されている場合に表示されます。
「F9拡大検索」押下時、或いは'入力コード全体(自院)'に該当が無い場合は初期表示として内服薬を表示します。

「F3 外用」を押下します。
内服薬検索時と同様、検索内容表示欄(診療行為一覧選択サブ画面の右上部)は、該当がある場合に
「F9 拡大検索」をすると '外用(自院)'→'外用(全体)'の順に検索範囲を拡大します。




・「 F4注射」、「F5キー器材」、「F6キー診療行為」の押下もそれぞれ同じ動きです。

◎ 入力時の診療区分による検索の初期表示について
(入力コードに該当がある場合は'入力コード全体(自院)'を表示後、)
1)内服、頓服、外用、注射の入力中はそれぞれの薬剤に適した検索内容となります。
2)上記以外については、内服薬からの表示となります。
1)<例1>外用薬入力中に"アイ"を入力します。
外用薬剤の診療区分を宣言後もしくは外用薬の入力中に検索文字列を入力した場合、最初に外用薬が検索されます。

<例2>注射を入力中に"アイ"を入力します。

↓最初に注射薬が検索されます。

2)<例>処置行為ネブライザーを検索するために"ネブ"と入力します。
処置の診療区分を宣言後に検索文字列を入力した場合でも、最初に内服薬が検索されます。

↓内服薬に"ネブ"が存在するため、最初に内服薬が表示されます。

「F6 診療行為」を押下します。

なお、"ネブライ"と入力した場合は、内服薬に存在しないので最初に診療行為を表示します。

(3)カタカナ入力支援

    日本語入力になれない方のために薬剤などを検索する条件入力を補完する機能があります。
    入力コードに"/"(半角)を入力して「ENTER」キーを押します。

 このようなウィンドウが現れますので、文字の横にある2桁の数字を入力しEnterキーを押して文字列を作成します。
例としてアリナミンを検索するため"アリ"と入力してみます。
「ア」は"11"と入力し、Enterキーを押します。

    ウィンドウ左下の表示領域に「ア」と表示します。
次に「リ」ですから”92”と入力します。

 
 

  ウィンドウ左下の表示領域に「アリ」と表示します。
これで検索文字列ができましたので、検索を開始するため「確定」キーもしくはEnterキーを押します。

 

↓ 診療行為一覧選択サブ画面を表示します。

(4)その他検索

    入力コードを入力せずに診療行為一覧選択サブ画面を表示できます。検査の検索等に使用します。
    入力コードに"//"を入力し、Enterキーを押します。  



 

「F8 検査」を押下すると、検査区分の一覧表が表示されますので、対象の番号を選択して下さい。
※但し、検査以外のもの(内服、外用等)を検索する場合は、薬剤名等の指定が必要となります。

他の検索と同様に自院分から表示しますので、拡大検索を行う場合は「F9拡大検索」を押下します。

 





空白の診療行為一覧選択サブ画面は、直接検索文字列を入力して内服薬等の検索を行うこともできます。


  (5)3桁コードによる検索  

入力コードを6桁の数字で診療行為コードに割り当てて設定したとき、頭3桁を分類コード、下3桁を明細コードとして頭3桁の分類コードから検索を行うことができます。分類コードについては、例えば指導料に対しては「130」、在宅料は「140」と割り当てるなど、各診療行為を「001」から「999」の範囲であるルールを決めて割り付けることができます。(診療行為コードに入力コードを割り付ける方法は別の項で解説します。)
例えば、「130001」特定疾患療養指導料(診療所)
     「130002」特定薬剤治療管理料
     「130003」在宅療養指導料
と入力コードを設定したとします。
(「130001」の入力コードを例に挙げると"130"という分類コードと"001"の明細コードから構成されたコードとなります。)
↓入力コード欄に"130"を入力してEnterキーを押します。

"130"の分類コードを割り付けた診療行為が一覧表示します。

↓その他にも3桁コードにはセットコードなどもあり(セット登録をしなければいけません。
登録方法は別の項で解説します。)頭1文字を"P"としてセット登録したものを検索します。
"P01"と入力して「ENTER」キーを押してみます。

【参考】   現在提供している点数マスター及び入力コードテーブルには
            次のような3桁コードで検索できるようにしています。
           薬剤の服用方法  ”Y01”  〜1回というグループ
                       ”Y02” 〜2回というグループ
                        ”Y03” 〜3回というグループ
                        ”Y04” 〜4回というグループ
            画像診断の撮影部位 ”X01”
            フィルム      ”F01”

     以上は参考です。


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