2.2 登録 (患者登録について)

A-1 漢字氏名への変換
A-2 同姓同名患者の表示
B-1 周辺地域への住所登録
B-2 周辺地域一覧からの住所入力
C 患者情報の複写

(1)−1 保険入力
(1)−2 公費入力
(1)−3 労災入力
(1)−4 自賠責入力
(1)−5 平成14年10月診療報酬改正対応(負担割合の変更方法)

2.2.3 患者情報の入力

(1)基本情報

患者の基本情報を入力します。

項目の説明

■患者番号入力欄
〈新患登録の場合〉
"*"を左詰めで入力し、「Enter」キーを押すことにより、自動採番されます。
(既に登録のある患者の呼び出しの場合)
患者の患者番号を入力するか、検索する患者の名字、或いは氏名を10文字までの全角カタカナまたは漢字で入力します。
該当する氏名が1件しかない場合は、その患者を呼び出して表示します。
1件以上存在する場合は、患者検索一覧画面へ遷移して該当の全患者を表示します。
■カナ氏名(全角25文字)
カナ氏名を全角カタカナで入力します。姓と名の間に1文字分全角の空白を入力します。
■漢字氏名(全角25文字)
漢字選択画面から選択した漢字を表示します。A-1 漢字氏名への変換で説明します。
■通名(全角25文字)
外国人の場合など、通称名(ニックネーム)を希望される場合があれば入力します。
■性別
男性の場合は'1'を、女性の場合は'2'を半角で入力します。
画面最上部の患者氏名の右に性別が日本語で表示されます。
■生年月日
半角数字で7桁入力するのが基本です。
SYYMMDD の書式で Sが年号となります。 YYは和暦年で入力します。MMは月、DDは日を入力します。
(例)昭和30年7月15日生まれの場合、 「3300715」 と入力します。
その他の入力書式は以下のようになります。 日付入力後は書式変換されて表示されます。
上記例では"S30. 7.15"と表示されます。
■年齢
出力項目であり、生年月日入力することにより自動計算され年齢を表示します。
■死亡区分ボタン
ボタンをクリックすると、「死亡」と表示します。
■通名(全角25文字)
外国人の場合など、通称名(ニックネーム)を希望される場合があれば入力します。
■カルテ発行
カルテの発行をする場合には、"1 カルテ発行あり"を選択します。
基本情報等を入力後、「登録」(F12キー)を押下すると保険組合せ一覧で選択されている保険でカルテを発行します。
保険が選択されていない場合には、頭書きのみを印刷します。
■保険組合せ
現在使用可能な保険を表示します。カルテ発行をするときに該当の保険組合せを選択します。
■診療科
カルテを発行するときに、診療科を選択します。カルテ発行時には、必須選択となります。
何も選択されていない場合、エラーメッセージを表示します。
■患者
"1 テスト患者"を選択したとき、「レセプトの一括作成」、「総括表への反映」、「日次統計への記載」はすることができません。
■住所
左側の欄には郵便番号を半角数字で入力します。
中央の欄は郵便番号から決定した住所を編集します。また、住所を全角50文字までで直接入力することもできます。
右側の欄は番地方書を全角50文字までで直接入力します。
入力された郵便番号から住所マスタを検索し、該当する住所を中央の住所欄に表示します。
全桁入力以外にも、入力した数字から前方一致する郵便番号があれば住所一覧選択画面に遷移し、該当の番号を選択して住所欄に表示することができます。
また、左側の郵便番号欄の先頭に"/"を入力して「Enter」キーを押下すると、周辺地域一覧へ遷移します。頻繁に使用する住所は、予め登録しておくと便利です。登録と入力方法はB 周辺地域一覧で説明します。
■電話 自宅 ・ 勤務先(半角15桁)
自宅・勤務先の各電話番号を半角数字で入力します。
■減免事由
システム管理マスタの"1026 減免事由情報"で設定した減免事由を、コンボボックスより選択します。減免事由を選択すると関連する割引率を表示します。
■割引率
システム管理マスタの”1027 割引率情報”で設定した割引率を、減免事由を選択することにより表示します。
■世帯主名(全角25文字)
新規登録の場合に患者氏名を複写し、世帯主名に表示します。患者当人が家族の場合には、姓のみの複写を行います。"被保険者名"欄の入力を行うと世帯主名へ編集します。
■続柄(全角15文字)
世帯主との続柄を入力します。
■状態1〜3
システム管理マスタの"1018〜1020 患者状態コメント情報"で設定したコメントの該当があればコンボボックスより選択します。選択時、基本情報画面上部にある旧姓の横の3つの項目に値が表示されます。
■禁忌(全角50文字)
禁忌情報を2行まで入力します。
■アレルギー(全角50文字)
アレルギー情報を2行まで入力します。
■感染症(全角50文字)
感染症情報を2行まで入力します。
■コメント(全角50文字)
コメントを2行まで入力します。

ファンクションキーの説明

「戻る」(F1キー)
遷移元の画面へ戻ります。
「クリア」(F2キー)
内容がクリアされ、患者番号の入力からとなります。
「前回患者」(F3キー)
前回表示していた患者を再度表示します。
「患者削除」(F4キー)
表示されている患者内容がデータベースからすべて削除されます。
「再発行」(F5キー)
患者番号採番時の番号を変更したい場合に使用します。
連番号部分が+1された患者番号を再度、発行します。
「保険組合せ」(F5キー)
新しい保険組合せを作成します。 「保険組合せ」と同様に、タグ切替で他の画面へ遷移しても基本情報画面の保険組合せ一覧は更新されます。
「保険追加」(Shift+F6キー)
他保険の追加入力をする際に使用します。
「前↑」(F6キー)
保険・公費情報が複数件入力されている場合に、前の保険・公費を表示します。
「公費追加」(Shift+F7キー)
4件目以降の公費を追加入力するとき、公費欄の最初の1行を空白にします。
「次↓」(F7キー)
保険・公費情報が複数件入力されている場合に、次の保険・公費を表示します。
「←タグ切替」(Shift+F8キー)
タグ画面の切り替えを行います。押下する毎に現在表示している画面の左隣の画面を表示します。
「→タグ切替」(F8キー)
タグ画面の切り替えを行います。押下する毎に現在表示している画面の右隣の画面を表示します。
「労災・自賠」(Shift+F9キー)
労災・自賠責保険入力画面に遷移します。ただし、保険欄に該当の労災保険或いは自賠責保険を表示しているか、新規入力であれば保険欄が空白の状態で遷移します。
「氏名検索」(F9キー)
氏名により患者を検索します。氏名検索画面に遷移します。
「予約登録」(F10キー)
この画面から予約登録画面に遷移し、予約登録することができます。
「患者複写」(Shift+F11キー)
新患入力時のみ、既に患者登録されている患者の情報を複写することができます。
操作方法は、C患者情報の複写で説明します。
「受付一覧」(F11キー)
この画面から本日の受付一覧画面に遷移し、受付業務をすることができます。
「登録」(F12キー)
入力された患者情報の内容を登録します。

カナ氏名、漢字氏名、性別、生年月日は必須入力項目です。
カナ氏名を入力すると漢字選択画面が表示します。そこで選択した内容が漢字氏名に表示されます。


A-1 漢字氏名への変換

<例> 「日医 太郎」へ漢字変換する

カナ氏名に"ニチイ タロウ"と全角カタカナで入力後、「Enter」を押下すると漢字選択画面へ遷移します。

選択候補一覧に該当する氏名の漢字がある場合には、選択番号へ該当する番号を入力するか、一覧をクリックして選択します。
選択候補一覧に該当する氏名の漢字が無い場合には、確定漢字へカーソルを移動させて直接、入力を行います。画面では、"ニチイ"の該当漢字がありませんので確定漢字欄で"日医"と入力します。

(重要)漢字を新規に登録する場合、一連の動作で「Enter」キーを2回押してください。

※2回目の「Enter」キーを押さずに「登録」ボタンを押しても、入力内容は登録されませんのでご注意ください。

次に"タロウ"の該当漢字である選択番号"2"を選びます。確定漢字に表示された漢字氏名で良ければ、「確定」、或いは「登録」を押下します。

「登録」を押下した場合は、次に漢字選択画面を表示させたときに、「日医 太郎」の漢字を優先して先頭に表示します。

項目の説明

■選択番号
選択候補一覧より該当する漢字の番号を入力、或いは一覧をクリックして番号の選択をします。
■確定漢字
選択番号で番号を選択した場合には、該当の漢字を表示します。
また、選択候補一覧に該当する漢字が無い場合には、漢字氏名の入力を直接行うことができます。

ファンクションキーの説明

「戻る」(F1キー)
遷移元の画面へ戻ります。
「確定」(F11キー)
患者登録画面の漢字氏名欄へ該当の漢字を表示させます。
選択した漢字、或いは直接入力を行った漢字を履歴に残したくないときに押下します。
「登録」(F12キー)
患者登録画面の漢字氏名欄へ該当の漢字を表示させます。
選択番号から漢字を選んだ場合に押下すると、履歴を残し、次に同じ読み方の患者の氏名を入力したときに優先して選択候補一覧の一番上へ表示します。
また、確定漢字を直接入力した場合にも、履歴を残して選択番号のときと同様、一番上へ表示します。

選択候補一覧には50件まで表示が可能です。なお、この画面では漢字の削除を行うことができません。不要だと思われる漢字については、マスタ登録の4.4.6 人名辞書情報マスタで削除を行うことができます。また、人名辞書情報画面では登録することも可能です。


A-2 同姓同名患者の表示

新患登録時、或いはカナ氏名・漢字氏名を変更したときに、既に同姓同名患者が登録済みの場合、同姓同名者リストを表示します。

新規患者入力中は、一覧より登録済み患者を選択して修正が行えます。但しこの時、新規入力中の患者番号は欠番となります。
選択番号欄に該当患者を選択してEnterキーを押下すると確認メッセージを表示します。

「OK」ボタンで現在入力中である新規患者の患者番号は欠番となり、選択した登録済みの患者の基本情報を表示します。表示後は修正することもできます。
「戻る」ボタンを押下すると新規患者の基本情報入力画面へと戻ります。


B 周辺地域一覧

 B-1 周辺地域一覧への住所登録

<例> 東京都文京区白山(1丁目) を登録する

住所の郵便番号入力欄へ"/"を入力後、「Enter」キーを押して周辺地域一覧を表示します。

「住所登録」(F4キー)を押下します。
コードと、地方公共団体コードか、或いは郵便番号が必須入力項目となります。
地方公共団体コード、郵便番号のどちらかの番号は全桁入力以外にも、入力した頭の数字から前方一致で検索を行いますが、検索範囲を絞るためにここでは郵便番号の上3桁を入力してみます。

項目の説明

■コード
3桁までの数字で入力します。このコードは、周辺地域一覧で町域と共に表示する番号です。
■地方公共団体コード
該当する地方公共団体コードを半角数字で入力します。
■郵便番号
該当する郵便番号を半角数字で入力します。
■枝番
1つの郵便番号で2つ以上の住所が存在する場合に使用します。
■町域名短縮
周辺地域一覧に表示される町域名です。自院で名称変更することもできます。

ファンクションキーの説明

「戻る」(F1キー)
遷移元の画面へ戻ります。
「クリア」(F2キー)
表示した内容をクリアします。
「削除」(F3キー)
表示した情報内容を削除します。
「住所一覧」(F9キー)
現在、使用できません。
「登録」 (F12キー)
入力された内容を登録します。
「Enter」キーを押下して、検索の画面より該当する番号を選択します。
「登録」(F12キー)で登録をします。

B-2 周辺地域一覧からの住所入力

郵便番号入力欄へ"/"を入力後、「Enter」キーを押して登録済みの周辺地域一覧を表示します。

周辺地域一覧から該当する住所を選択番号に入力して「Enter」キーを押下するか、または一覧の住所を直接クリックすると該当する住所を画面下方の確定住所欄へ表示します。

「確定」(F12キー)を押すと患者登録画面の住所欄に選択した住所が表示されます。
また、"/001"のように、"/"の後に続けてコード(周辺地域番号)を数字3桁で入力したときは、該当の住所を表示することができます。なお、該当が無ければ、"/"と同様に周辺地域一覧へ遷移します。
(連絡先等を入力する画面でもこの機能を使用することができます。)


C 患者情報の複写

新患の患者番号を採番後、カナ氏名・漢字氏名を入力して「患者複写」(Shift+F11キー)を押下します。
(カナ氏名・漢字氏名の入力が無い場合には、コピー元の患者氏名で表示します)

コピー元の患者の患者番号を入力し、「Enter」キーを押下して該当患者を表示します。
「F12 複写開始」キーを押すと、"性別"、"生年月日"、"労災保険"、"公費受給者番号"、"状態"、"禁忌"、"アレルギー"、"感染症"、"コメント"以外の項目を複写します。

上記の複写されない項目の入力を行います。公費の複写が不必要な場合は、保険者番号欄の先頭に”/D”、または”/d”を入力して「Enter」キーを押下すると削除できます。

確認後、「登録」(F12キー)を押下して患者情報の登録を行います。


(1)−1 保険入力

保険入力は、空白の保険欄に直接入力をしますが、他保険の追加入力をするときは、保険者番号欄の先頭に "/A"、または"/a"を入力後「Enter」キーを押下するか、或いは「保険追加」(Shift+F6キー)を押下して保険欄を空白にしてから、新たな保険情報の入力を行います。
また、既に登録してある保険を削除するときは、保険者番号欄の先頭に"/D"、または"/d"を入力して「Enter」キーを押下します。
ただし、労災・自賠責保険については「労災・自賠責」(Shift+F6キー)を選択して労災入力画面で追加、修正、削除を行います。

複数の保険履歴がある場合は、有効期限の新しい順番で表示します。次の保険を保険欄へ表示させるには「次↓」(F7キー)を押下します。前の保険を表示するときは、「前↑」(F6キー)を押します。

項目の説明

■保険者番号
保険者番号を入力します。必須入力項目です。
”/A”、または”/a”を先頭に入力して「Enter」キーを押下すると他保険の追加入力が行えます。
また”/D”、または”/d”を先頭に入力して「Enter」キーを押下すると表示している保険を削除します。
■保険の種類
保険の種類を選択します。保険者番号が入力済みのときは、保険者番号より保険の種類を決定します。必須入力項目です。登録済みの保険種別を変更することはできません。
■本人家族区分
1 本人 、2 家族 をコンボボックスより選択します。必須入力項目です。年齢が15歳未満のときは"家族"を初期表示しますが、変更も可能です。
■補助区分
保険の種類によって選択内容が決定されます。
(入力された保険番号が国保・船員・自費に該当する場合に入力可能です。
また、70〜74歳までの高齢受給者の場合に選択します。初期値は1割負担を表示します。)
■継続区分
保険の種類によって選択内容が決定されます。
(入力された保険番号が保険に該当する場合のみ入力可能です。)
■記号(全角20文字)
記号を全角で入力します。
■番号(全角20文字)
番号を全角で入力します。
■資格取得日
資格取得日を入力します。コンボボックスに表示しているリストより選択します。
■有効期間(開始年月日)
開始年月日を入力します。必須入力項目です。
■有効期間(終了年月日)
終了年月日を入力します。未入力の場合、"9999999"を終了年月日として扱います。
■被保険者名(全角25文字)
新規登録の場合に患者氏名を複写し、被保険者名に表示します。患者当人が本人の場合には
姓名共に複写し、家族の場合には姓のみを編集します。また、患者氏名の変更を行ったときで患者
当人が本人の場合には画面表示中の保険のみ、被保険者名に編集します。家族の場合には変更されません。
■確認年月日
確認年月日を入力します。未入力の場合、システム日付を確認年月日として扱います。
■確認ボタン
"未"のときに押下すると、システム日付を確認年月日に編集します。
  システム日付の当月に確認年月日がある場合に"済"とします。
"未"から"済"に変更したとき、再度"済"ボタンを押下して、入力前の確認年月日に戻すことも できます。

保険の確認について

保険証の変更の有無についての確認を行った場合に"確認年月日"横の確認ボタンをクリックすることでチェックをすることができます。変更がある場合は保険の種類以外の修正、或いは保険の追加登録をします。修正の場合、確認年月日は修正前と変わりませんので確認ボタンを押下することにより、システム日付を確認年月日に編集して"済"とします。ただし月単位での確認である為、"済"となっている場合に押下すると、確認年月日のみシステム日付へ更新します。変更が無かった場合にも、確認を行った日を同様の操作にて更新することができます。


(1)−2 公費入力

患者の公費情報を直接入力します。最大3件まで、有効期間の新しい順番に表示します。
4件以上の公費が存在するときの画面への表示は、「次↓」(F7キー)または「前↑」(F6キー)を押下します。
4件目以降を追加入力するときは、負担者番号欄の先頭に "/A"、または"/a"を入力後「Enter」キーを押下するか、或いは「公費追加」(Shift+F7キー)を押下すると公費欄の最初の1行が空白となりますのでそこへ新たな公費情報の入力を行います。
また、既に登録してある公費を削除するときは、負担者番号欄の先頭に"/D"、または"/d"を入力して「Enter」キーを押下します。

項目の説明

■負担者番号(半角8桁または全角4文字)
負担者番号を入力します。
なお、負担者番号に全角文字を入力する場合は、まず「マスタ登録」画面の"104 保険番号マスタ"で該当する地方公費の"検証番号チェック区分" に「2 チェックしない」を設定してください。
■公費の種類
負担者番号より公費の種類を決定し、表示します。必須入力項目です。
■受給者番号(半角20桁または全角10文字)
受給者番号を入力します。
なお、受給者番号に全角文字を入力する場合は、"104 保険番号マスタ"で該当する地方公費の"受給者検証番号チェック区分"に「2 チェックしない」を設定します。
■適用期間(開始年月日)
適用開始年月日を入力します。必須入力項目です。
年齢制限のある公費、または老人保険の入力を行う場合に生年月日から年齢を計算してチェックします。
なお老人保険は、新規で入力を行う時点での年齢が65歳未満で、適用開始年月日時点の年齢が65歳以上のときは、「Enter」キーではなく、マウスか「Tab」キーでカーソルを受給者番号、適用期間と移動させて入力します。これにより、"適用開始時点での年齢が65歳未満です"というエラーメッセージの表示は、"警告!適用開始時点での年齢が70歳未満です"と警告メッセージへと変わり、登録を行うことができます。
■適用期間(終了年月日)
終了年月日を入力します。未入力の場合、"9999999"を終了年月日として扱います。
■確認年月日
確認年月日を入力します。未入力の場合、システム日付を確認年月日として扱います。
■確認ボタン
"未"のときに押下すると、システム日付を確認年月日に編集します。
システム日付の当月に確認年月日がある場合に"済"とします。
"未"から"済"に変更したとき、再度"済"ボタンを押下して、入力前の確認年月日に戻すことも できます。

生活保護の受給者番号入力について

月ごとに変わる生保の受給者番号は、明細書作成画面の「生保入力」キーを押下し遷移した画面から、ひと月単位で該当患者の受給者番号を一括入力します。 そのため患者登録画面では、"負担者番号"、"公費の種類"、"適用開始日"を入力し、"適用終了日"は未入力のまま「Enter」キーを押下します。適用終了日に"9999999"が表示され、適用期間は適用開始日以降、継続しているものとして扱います。 患者登録画面で入力した受給者番号は、新規に生保の登録をした場合の適用開始日の月のみレセプトに印字されます。それ以外の月の受給者番号は、明細書作成画面(3.3明細書 (1)−1.生活保護の受給者番号入力 参照)から入力を行って下さい。

診療報酬明細書における、1円単位での記載方法について

地方公費の場合でレセプトの一部負担金額欄へ1円単位まで記載表示する方法については、「セットアップについて 3.保険番号マスタの設定について」を参照して下さい。


(1)−3 労災入力

「労災・自賠」(Shift+F9)を押下して表示された労災自賠責入力画面で、患者の労災保険情報の入力、修正、削除を行います。

項目の説明

■労災自賠保険区分
該当する労災保険をコンボボックスより選択します。
■被保険者名
患者登録画面で呼び出している患者の氏名が表示されます。
■傷病の部位
傷病の部位の入力が行えます。
複数の労災保険で受診している場合等に使用出来、診療行為入力画面には次のように表示します。

−短期給付・傷病年金−

■労働保険番号
短期給付の場合に労働保険番号を入力します。
■年金証書番号
傷病年金の場合に年金証書番号を入力します。
■災害区分
コンボボックスより選択します。
■新継再別
労災保険区分に入力があればコンボボックスより選択できます。
■転帰事由
コンボボックスより選択します。
■四肢特例区分
労災保険の該当部位が四肢、または手指であった場合に選択します。
■傷病年月日
「療養補償給付たる療養の給付請求書」にある傷病年月日を入力します。
■療養開始日
療養開始年月日を入力します。
■療養終了日
療養終了年月日を入力します。終了日が入力された月の労災レセプトの療養期間には、療養開始日(療養開始日の翌月以降であれば1日)から療養終了日までを表示します。
未入力の場合には"9999999"を終了年月日として扱います。このとき、その月の労災レセプトへの表示は、療養開始日または1日から末日までとなります。
■事業の名称
「療養補償給付たる療養の給付請求書」にある事業名称を入力します。
■事業場の所在地
「療養補償給付たる療養の給付請求書」にある事業場の所在地をコンボボックスより選択し、入力します。

−アフターケア−

■健康管理手帳番号
健康管理手帳番号の入力をします。
■損傷区分
該当するアフターケア対象傷病をコンボボックスより選択します。
■療養開始日
療養開始日を入力します。
■療養終了日
療養終了日を入力します。未入力の場合、"9999999"を終了年月日として扱います。

登録を行った患者登録画面ではこのように表示されます。

労災保険対応として使用する際には、システム管理マスタ "4001 労災自賠医療機関情報について"で必要項目の設定を行ってください。


(1)−4 自賠責入力

「労災・自賠」(Shift+F9)を押下して表示された労災自賠責入力画面で、患者の自賠責保険情報の入力、修正、削除を行います。

使用項目の説明

■労災自賠責保険区分
   コンボボックスより選択します。
■自賠責請求区分
   コンボボックスより選択します。初期表示は「1 患者請求する(100%)」を表示します。
■傷病の部位
   自賠責診療報酬明細書への表示等、反映はしませんが診療行為入力画面右上部への画面に表示され、部位の確認をすることができます。必須入力ではありません。
■転帰事由
コンボボックスより選択します。
■四肢特例区分
労災保険に準拠する為、自賠責保険の該当部位が四肢、または手指であった場合に選択します。
■傷病年月日
受傷日を入力します。
■療養開始日
診療期間開始日を入力します。
■療養終了日
診療期間終了日を入力します。終了日が入力された月の自賠責レセプトの診療期間には、療養開始日(療養開始日の翌月以降であれば1日)から療養終了日までを表示します。
未入力の場合、"9999999"を終了年月日として扱います。その月の自賠責レセプトへの表示は療養開始日または1日から末日までとなります。

登録を行った患者登録画面ではこのように表示されます。

自賠責対応として使用する際には、システム管理マスタ "4001 労災自賠医療機関情報について"で必要項目の設定を行ってください。


(1)−5 平成14年10月診療報酬改正対応(負担割合の変更)

≪老人保険の負担割合の変更方法≫
<例1>10月の改正対応以前に患者登録をした70歳以上の現在有効な老人保険を持つ患者(昭和7年9月30日以前生まれ)が、平成14年10月1日以降に来院した場合
患者登録画面で患者を呼び出し、「Enter」キーを押下すると次の確認メッセージを表示します。

「OK」ボタンをクリックします。これにより、既に入力されている老人保険の適用期間終了日を平成14年9月30日までとして、新たに適用期間開始日が平成14年10月1日からとなる老人保険(1割)に自動で振り替えます。ただし、"公費の種類"は初期値として1割負担を表示しますので、該当する割合負担が2割のときはコンボボックスより選択して下さい。
「保険組合せ」(F5キー)を押下すると現在使用可能な保険組合せを作成、表示します。

確認後、「登録」(F12キー)をします。

<例2>10月の改正対応以前に患者登録をした患者(昭和7年10月1日以降生まれ)が、平成14年10月1日以降の来院時に70歳以上となっており、高齢者受給者証、或いは医療受給者証を有する場合
1). 来院時の年齢が70〜74歳(高齢者受給者証保有者)のとき
該当の患者を呼び出したのちに、各タグキー、若しくは「保険組合せ」(F5キー)〜「労災・自賠」(Shift+F9キー)、または「登録」(F12キー)のいずれかのファンクションキーを押下すると次の確認メッセージを表示します。

「OK」ボタンをクリックします。これにより、既に入力されている医療保険の有効期間の開始日を高齢者受給者証の有効開始日に自動で振り替えます。ただし、補助区分は初期値として1割負担を表示しますので、該当する割合負担が2割のときはコンボボックスより指定をします。
「保険組合せ」(F5キー)を押下すると現在使用可能な保険組合せを作成、表示します。

「登録」(F12キー)をします。

2). 来院時の年齢が75歳以上(医療受給者証保有者)のとき
該当の患者を呼び出したのちに、各タグキー、若しくは「保険組合せ」(F5キー)〜「労災・自賠」(Shift+F9キー)、または「登録」(F12キー)のいずれかのファンクションキーを押下すると次の確認メッセージを表示します。

「閉じる」ボタンをクリックし、公費入力欄へ老人保険の入力を行います。このとき、"公費の種類"は初期値として1割負担を表示しますので、該当する割合負担が2割のときはコンボボックスより選択します。

「登録」(F12キー)をします。

<例3>平成14年10月1日以降来院の新患患者登録の場合
1). 高齢者受給者証保有者のとき(昭和7年10月1日以降生まれ)

補助区分欄で負担割合を選択します。

2). 医療受給者証保有者のとき(昭和7年9月30日以前生まれ)
公費の種類欄で負担割合を選択します。また、適用期間の開始日は平成14年10月1日以降とします。

≪3歳未満の負担割合の変更方法≫
<例1>10月の改正対応以前に患者登録をした3歳未満の乳幼児が10月1日以降に来院した場合
1). 乳幼児受給者証保有者のとき
患者登録画面で患者を呼び出し、「Enter」を押下すると次のメッセージを表示します。

「閉じる」ボタンをクリックし、公費の適用終了期間を平成14年9月30日で切ります。 新たな公費入力欄に負担者番号、受給者番号を再度入力します。適用期間は平成14年10月1日を開始日とし、終了日には従来通り該当患者の公費の終了日を入力します。
「保険組合せ」(F5キー)を押下すると現在使用可能な保険組合せを作成、表示します。

「登録」(F12キー)をします。
なお、県外者等で医療保険のみを使用する場合、保険の内容(記号・番号等)に変更がなければ登録をし直す必要はありません。

<例2>平成14年10月1日以降来院の新患患者登録の場合
1). 乳幼児受給者証保有者のとき
公費入力欄の適用期間は平成14年10月1日以降を開始日とし、終了日には従来通り該当患者の公費の終了日を入力します。

2).医療保険のみのとき
従来通り、一般(3歳以上)と同様の入力をします。
国保の場合、補助区分欄への負担割合の入力が必須となりますが、3歳未満の場合も一般(3歳以上)の割合を選択します。(初期値は3割を表示します。)3歳未満であれば、システムで2割負担とします。なお、国保で保険者によっては1割負担であるという場合は補助区分を1割とします。この場合は1割負担で計算を行います。


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