2.5 診療行為
2.5.9 1回の診療で複数の保険入力方法
(1)1回の診療で、主保険が異なる2つ以上の保険組合せがあった場合
<例>社保本人の継続保険と、国保単独の保険組合せ
- 診療行為入力画面上部にある、現在使用できる保険組合せのコンボボックスから、該当の保険を選択します。

- 診療行為内容を入力後、「登録」をします。
- 「前回患者」(F3キー)で再度、患者を呼び出します。次に診療内容の入力を行う保険組合せをコンボボックスから選択すると確認メッセージが表示しますので、「OK」ボタンを押下します。

↓

- 診療内容を入力後、「登録」(F12キー)を押下して登録します。
(2)1回の診療で、主保険が同一である2つ以上の保険組合せがあった場合
'主保険のみ'と'同主保険と公費併用'または'主保険と公費併用'と'同主保険と別の公費併用'等
- 注意)
- 主保険が同一の場合には以下に説明する方法で行い、主保険が異なるときは、(1)に挙げた方法で入力を行ってください。
<例>社保(政管)+公費(精神通院)と、社保単独(政管)の保険組合せ
- 診療行為内容の入力を行う前に、「診療選択」(Shift+F1キー)を押して診療選択画面へ遷移し、保険組み合せ及び継続入力区分を必須指定します。保険組み合せに公費併用、継続入力区分に「1:継続」を選択後、「確定」(F12キー)を押下します。
注意)主保険と公費併用分の入力順については、公費併用の入力から継続分として行ってください。

↓

↓
- 診療内容を入力後、「登録」(F12キー)を押下して登録します。
請求確認画面では継続分の保険組合せの今回診療分請求額を表示します。

↓
- 登録後は「前回患者」(F3キ−)を押すと、継続中のメッセ−ジが表示されます。
このとき、「OK」ボタン、「戻る」ボタンのいずれのキ−を押しても診療選択画面へ遷移します。

↓・保険組合せを主保険に指定し、継続入力区分に「2:確定」を選択して「確定」(F12キー)を押下します。

- 診療行為入力画面に遷移後は診療内容の入力をしますが、継続中のため実日数カウントに関わる自動算定はありません。総括表の診療実日数にカウントを含めるため、実日数算定の入力コードである"099409901"を診療行為入力画面で入力します。
なお、保険継続中であって新たな診察の診療内容を入力する時は、継続入力区分を「0:通常」にして「確定」キーを押下することで"同日再診"での入力が可能となります。
・診療内容を入力後、「登録」(F12キー)を押下して登録します。

- 診療内容を入力後、「登録」(F12キー)を押下して登録します。
請求確認画面では、確定分の保険保険組合せの請求額が表示されます。

↓

項目の説明
- [診療科]
- 診療科を選択します。
- [診療日]
- 診療日を入力します。初期値は当日(マシン日付)となります。
- [前回処方]
- 前回分の診療行為(診察料は除く)を複写して診療行為入力画面へ表示するかを指定します。
- 0:表示あり・・前回分を複写します。
- 1:表示なし・・前回分を複写しません。(初期値)
- [ドクター]
- 対診したドクターを選択します。
- [分散入力]
- 複数端末を設置されている場合など同一患者の情報を2段階に分けて入力することができます。
診察室入力(先行入力端末)で診療行為の一部を入力します。
その後、会計窓口入力(会計端末)で患者番号を呼び出すと先行入力された情報を引き継ぎますので、残りの診療行為を入力し全体の治療費を計算します。
- [院外処方区分]
-
- 院外処方か院内処方扱いか設定をします。
- 0:院内処方
- 1:院外処方(初期値はシステム管理マスタの医療機関情報-基本で設定します。
院外処方の率が高い場合は初期値を院外処方にした方が便利です。)
注意)院外処方の設定を行い、診療行為入力画面で投薬を入力した場合は処方せん料を自動算定します。
- [保険組合せ]
- 画面下部の保険組合せ一覧より、これから入力する診療行為をどの保険で請求するかを指定します。
- [継続入力区分]
- 1回の診療で2つ以上の保険組合せで算定する場合に設定します。
- 1:継続・・これから入力する保険組合せの後に別の保険組合せで算定する診療行為がある場合に指定します。
- 2:確定・・継続入力があった場合でこれから入力する保険組合せが最後となる場合に指定します。
- 空白:通常です。1でも2でもない場合です。
- 0通常・・通常の算定をする場合です。(初期値)
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