3.3 明細書
(1)レセプト作成指示
(1)−1.生活保護の受給番号入力
(1)−2.一括作成
(1)−3.個別作成
(2)レセプト作成処理の経過確認
(3)印刷処理の指定
(4)特記事項の指定
(5)実日数などの設定・診療実日数について
(6)労災レセプト出力の注意点
印刷区分のボタンをクリックするか、「印刷区分」(F7キー)を押下することにより"レセプト新規作成処理"か、
"作成済レセプト再印刷"処理かを選択します。
"再印刷"処理を選択すると前回作成処理を行ったレセプトを印刷することができます。
ただし、この処理を行う前にシステム管理マスタにレセプト出力順が設定されている必要があります。
(標準の設定がしてあります)。
ファンクションキーの説明
(1)−1. 生活保護の受給者番号入力
「生保入力」(F9キー)を押下して遷移する生活保護まとめ入力画面より、生活保護受給者の受給者番号を月単位で一括入力します。
月毎の生活保護該当患者は以下に挙げる2つの条件にあてはまるとき、生活保護まとめ入力画面へ表示されます。
1. 患者登録画面で、生活保護受給者の"公費負担者番号"、"公費の種類"、"適用期間"の入力がある
(うち、"公費の種類"、"適用期間"は、患者登録時に必須入力項目となります。)
2. 指定した月が生保適用期間中であり、かつ診療行為入力がある
なお、患者登録画面の適用期間の適用終了日欄は"99999999"と入力して適用開始日以降、適用期間は継続しているものとして下さい。
適用開始日にあたる月の受給者番号は、患者登録画面で入力された受給者番号を表示します。
適用開始月以外の月では生活保護まとめ画面の受給者番号欄は空白表示となります。
また、負担者番号欄が空白で表示されているときは患者登録画面での負担者番号入力がされていないので、患者登録画面より入力を行って下さい。
(生活保護まとめ入力画面表示例)
上記画面例では、患者番号60番の患者は患者登録画面での生保の適用開始日が今月中(7月)である為、受給者番号を自動表示しています。61番の患者については、適用開始月以外の月であるか、若しくは受給者番号の入力がされていなかった為、受給者番号欄が空白表示された例です。受給者番号欄へ直接、受給者番号の入力を行います。62番の患者は、負担者番号がありませんが、患者登録画面で負担者番号の入力が行われていない為に空白で表示されています。このような場合、受給者番号についてはこの画面より入力を行いますが、負担者番号については患者登録画面にて入力・登録をして下さい。
"受給者番号"入力後は、「登録」(F12キー)を押下すると確認メッセージを表示します。
「OK」ボタンを押すと月単位で更新を行ったのち、レセプト作成指示画面へ戻ります。
なお、表示診療年月に生活保護患者が存在する時に「前月分」または「次月分」のファンクションキーを押下すると、以下の確認メッセージを表示します。
当月分で受給者番号を入力後に前月或いは次月分を続いて表示させる場合には、「OK」ボタンを押下します。このとき、
「OK」ボタンは「登録」(F12キー)と同様に更新を行います。
受給者番号の更新の必要が無い場合には、「NO」ボタンを押下して進みます。
◎"印刷区分"「レセプト新規作成」を選択した場合
"一括作成"または"個別作成"をボタンか、「一括/個別」(F8キー)で選択します。
(1)−2. 一括作成
レセプト作成の対象診療年月を入力し、作成する範囲を対象データより全件、社保、国保または
労災、自賠責の中から選択します。
「確定」(F12キー)を押すと確認メッセージを表示します。
<医保の場合>
↓
「OK」ボタンを押すと「処理結果」画面へ遷移し、レセプト作成処理を開始します。
「処理結果」画面では、「F11:状態」を押すことによりその都度、処理の経過が確認できます。
「戻る」(F1キー)を押すと元の画面になります。
<労災の場合>
<自賠責の場合>
労災、自賠責についても、医保の場合と同様の操作手順となります。
(1)−3.個別作成
個別作成では患者単位でのレセプト作成処理が行えます。
「確定」(F12キー)を押すと確認メッセージを表示します。
「OK」ボタンを押すと個別作成する患者の指定を行う、個別指示画面へ遷移します。
「戻る」ボタンを押すと元の画面になります。
<レセプト対象患者の入力>
必須入力項目となるのは、レセプトを作成する患者の"患者番号"です。
"診療年月"については、作成日(個別作成を行う日付)が、該当診療年月の翌月10日迄であれば、患者番号を入力後「追加」(F2キー)を押下します。これにより、作成対象患者の一覧領域に前月分の診療年月で自動表示されます。例えば、作成日…平成15年8月1日、レセプト診療年月…平成15年7月分である場合には、作成日が診療年月の翌月10日迄に該当しますので、患者番号入力後は「追加」キー押下すると自動で診療年月欄及び入外区分を表示します。
10日以降、或いは前月以外が診療年月の場合は、手による入力を行ってください。 "入外区分"については、現在のところ何も選択しないと「2」(外来)を表示します。例を挙げると、作成日が10日以降の場合は、作成日…平成15年8月11日、レセプト診療年月…平成15年7月分のときなどであり、前月以外が診療年月となる場合は、作成日…平成15年7月31日、レセプト診療年月…平成15年6月分などが該当します。このような場合は診療年月欄は手入力を行います。
入力された患者番号、診療年月、入外区分に該当する診療データがない場合は次のメッセージを表示します。
「閉じる」(ENTERキー)を押してから入力値を確認して指定し直してください。
個別対象患者の入力ができましたら、「確定」(F12キー)を押します。
確認メッセージを表示します。
「OK」(F12キー)を押すと「処理結果」画面へ遷移し、レセプト作成処理を開始します。
「処理結果」画面では、「F11:状態」を押すことによりその都度、処理の経過が確認できます。
「戻る」(F1キー)を押すと元の画面になります。
※なお、平成14年10月診療報酬改正以前のレセプトと、改正対応後の10月分以降のレセプトは"保険種別"欄等の記載方法が異なる為、同時に印刷することはできませんのでご注意ください。混在した診療年月を指定した場合、以下のエラー表示を行います。
「閉じる」を押下後、別々に処理を行って下さい。
(ファンクションキーの説明)
[ 戻る ](F1キー)・・・・・ | 遷移元の画面へ戻ります。 | |
[ 追加 ](F2キー)・・・・・ | 作成対象者一覧へ患者の追加をします。 | |
[ 変更 ](F3キー)・・・・・ | 作成対象患者一覧の患者の変更ができます。 一覧の中から診療年月または入外区分の変更を行う場合、 表示されている行番号を画面下の番号入力欄に入力します。 選択した行番号の入力値を該当の入力項目欄に複写します。 入力値の変更を行い「変更」(F3キー)を押します。 |
|
[ 削除 ](F4キー)・・・・・ | 作成対象患者一覧の患者の削除ができます。 表示されている行番号を画面下の番号入力欄に入力します。 入力項目欄に複写された内容で削除してもよいか 確認してから「削除」(F4キー)を押します。 |
|
[クリア](F6キー)・・・・・ | 作成対象患者一覧の患者を確認メッセージ表示後、全てクリアします。 | |
[前回作成](F8キー)・・・ | 前回個別作成した患者の一覧を読み込みます。 | |
[氏名検索](F9キー)・・・ | 氏名による検索ができます。 | |
[情報削除](F11キー)・・ | エラーが発生し、処理が正常に終了しなかった場合に処理内容の情報削除ができます。 | |
[確定 ](F12キー)・・・ | 作成対象患者のレセプト処理を開始します。 | |
[処理結果](Shift+F12キー)・・ | 処理の経過および結果を確認できます。 |
◎"印刷区分"「作成済レセプト再印刷」を選択した場合
一括作成分、または個別作成分のどちらの再印刷処理を行うか選択します。
一括作成を選択したときは、再印刷を行う診療年月が必須入力となります。以前に作成処理を行っていれば直近の診療年月でなくとも指定可能です。
「確定」(F12キー)を押すと確認メッセージを表示します。
「OK」ボタンで印刷指示画面へ遷移し、レセプト作成処理の結果を表示します。
レセプト作成処理中は、「処理結果」(Shift+F12キー)画面の「F11:状態」を押すことにより、
現在行われている処理がその都度、確認できます。(何度でも押下して処理の確認をすることができます。)
処理される順番は次のとおりです。
<医保の場合>
対象患者抽出
↓
保険情報編集
↓
診療実日数編集
↓
診療区分別点数集計
↓
公費分点数判定
↓
同一剤のまとめ
↓
コメント編集
↓
傷病名編集
↓
摘要欄編集
↓
印刷データ編集
印刷指示画面へは「F12:印刷」を押下して進みます。
※(処理の終了後に「確定](F12キー)を押すと再度、"新規処理を行います"の確認メッセージを表示し、
「ENTERキー」押下により再度レセプト作成処理が始まるので注意してください。)
<労災の場合>
対象患者抽出(労災)
↓
保険情報編集(労災・自賠責)
↓
診療区分別点数集計(労災・自賠責)
↓
同一剤のまとめ(労災・自賠責)
↓
同一剤のまとめ2(労災・自賠責)
↓
コメント編集〈労災・自賠責〉
↓
コメント編集2(労災・自賠責)
↓
傷病名編集(労災・自賠責)
↓
傷病名並び替え(労災・自賠責)
↓
点数摘要欄編集(労災・自賠責)
↓
金額摘要欄並び替え(労災・自賠責)
↓
金額摘要欄編集(労災)
↓
摘要欄並び替え(労災・自賠責)
↓
短期給付・印刷データ編集(労災)
↓
傷病年金・印刷データ編集(労災)
↓
アフターケア・印刷データ編集(労災)
<自賠責の場合>
対象者抽出(自賠責)
↓
保険情報編集(労災・自賠責)
↓
診療区分別点数集計(労災・自賠責)
↓
同一剤のまとめ(労災・自賠責)
↓
同一剤のまとめ2(労災・自賠責)
↓
コメント編集(労災・自賠責)
↓
コメント編集2(労災・自賠責)
↓
傷病名編集(労災・自賠責)
↓
傷病名並び替え(労災・自賠責)
↓
点数摘要欄編集(労災・自賠責)
↓
金額摘要欄並び替え(労災・自賠責)
↓
金額摘要欄(自賠責)
↓
摘要欄並び替え(労災・自賠責)
↓
自賠責保険・印刷データ編集(自賠責)
印刷指示画面では作成されたレセプトの枚数をレセプトの種類毎に表示します。
表示は1ページ目を社保分とし、「次頁」(F7キー)を押下した2ページ目を国保の印刷指示画面とします。なお、自費分やレセプト種別不明分は1ページ目に表示し、レセプト種別不明で作成印刷されたレセプト用紙の上部余白には種別不明の原因と思われる内容を印字します。
<医保の場合>
社保 印刷指示画面
国保 印刷指示画
個別作成で平成14年10月診療報酬改正以前のレセプトと、改正対応後のレセプトを同時に印刷することはできません。改正以前の診療月のレセプトの印刷画面は、以下のようになります。
「戻る」(F1キー)・・・・・ | 遷移元の画面へ戻ります。 | |
「前頁」(F5キー)・・・・・ | 国保の印刷指示画面を表示しているとき押下すると、社保の印刷指示画面へ遷移します。 | |
「次頁」(F6キー)・・・・・ | 社保の印刷指示画面から国保の印刷指示画面へ遷移します。 | |
「出力区分」(F8キー)・・・・・ | "全件印刷"か"指定印刷"を選択できます。 |
平成14年4月以降の改正に対応していない為,現在使用できません。 | ||||||
|
「情報削除」(F11キー)・・・・ | エラーが発生して処理が正常に終了しなかった場合に、処理内容の情報削除ができます。 | |
「印刷」(F12キー)・・・・ | レセプトの印刷を行います。 | |
「処理結果」(Shift+F12キー)・・・・ | 処理の経過および結果を確認できます。 |
・出力順の指定
レセプトの出力順は、保険者番号順の中でも、カナ氏名順または患者番号順の指定ができます。
また、保険者番号とは関係なくカナ氏名順、或いは患者番号順での出力も可能です。
通常は"01 保険者番号・カナ氏名順"となっていますので、それ以外の出力順とするときには、
画面上部にある出力順のコンボボックスより選択します。
・印刷対象データの指定 (レセプトの種別での印刷)
「出力区分」(F8キー)を押下するか、画面上部の出力区分のボタンをクリックすることにより
"全件印刷"、"指定印刷"のどちらかを選択することができます。
"指定印刷"を選択した場合は、レセプトの種類のチェックボタンをチェックしたもののみ印刷を行います。
・印刷対象データの指定(患者指定での印刷)
"県内・県外"や"出力順"の下にある入力欄へ患者カナ氏名または患者番号を入力して、印刷範囲を指定することができます。
このとき、出力区分は「指定印刷」とした場合のみ使用可能です。患者カナ氏名については、カタカナによる入力を行います。
患者番号については、システム管理マスタにて設定された患者番号の桁数での入力(例えば5桁なら"00001"〜"00100"など)
が必須となります。
・国保のレセプトの印刷順について
国保のレセプトを出力する際、県内・県外区分欄を"全部"にした場合は県内分レセプト、県外分レセプトの順に印刷をします。
(初期設定は"1 全部"となっています。)コンボボックス内の"県内"を指定した場合には県内分レセプトのみを、"県外"を
指定した場合には県外分レセプトのみの印刷を行います。県内、県外の扱いは保険者番号により判別しますが、システム 管理マスタの
設定を行った保険者番号の県外レセプトを、県内レセプトの扱いとすることができます。設定方法については、“4.4.1
システム管理マスタ 県内扱い保険者情報”を参照して下さい。
・印刷の開始
印刷条件の入力ができましたら「印刷」(F12キー)を押します。
出力区分を全件印刷、とした場合には、以下の確認メッセージを表示します。
「OK」(F12キー)を押すと印刷処理を開始しプリンタより出力します。
「戻る」(F1キー)を押すと元の画面になります。
<労災の場合>
<自賠責の場合>
印刷処理の指定・印刷方法は、"医保"と同様の操作となります。ただし労災保険、自賠責保険では 出力区分は指定印刷のみとし、レセプトの種類のチェックボタンをクリックして選択したもののみを印刷します。
・社保電請の説明![]() |
「社保電請」(F9キー)を押下すると確認メッセージを表示します。
![]() |
![]() |
また、処理が終了していれば処理終了メッセージを表示します。
![]() |
「OK」(ENTERキー)を押下して下さい。
なお、現状では「/var/tmp/」に以下のファイルが作成されます。
固定長形式の場合「RECEIPTJ.UKE」、CSV(可変長)形式の場合「RECEIPTC.UKE」。
「国保電請」(F10キー)も「社保電請」と同様の方法で処理が行えます。
(4)特記事項の指定
診療行為入力画面で以下のコードを入力することにより、レセプトの特記事項欄へ印字します。
検索画面を使用しての検索の場合には"特記"と入力後Enterキーを押下します。
該当のコード入力は受診月に1回の入力とし、受診の度に毎回入力する必要はありません。
コード | 特記事項 |
---|---|
099990101 | 01 公 |
099990102 | 02 長 |
099990103 | 03 長処 |
099990104 | 04 老保 |
099990105 | 05 高度 |
099990107 | 07 老併 |
099990108 | 08 老健 |
099990109 | 09 施 |
099990110 | 10 第三 |
099990111 | 11 薬治 |
099990112 | 12 材治 |
診療行為画面での入力例は、次のようになります。
診察料を取らないでレセプトの診療実日数には含める場合に、
診療行為画面で実日数算定の入力コード、"099409901"を入力します。これによりレセプトの
実日数にカウントを含めることができます。ただし、健診等で実日数を算定する為に当該コードを
入力する必要はありません。(その場合の入力方法は、2.5.4 (1)診察料−(6)ダミーコードでの入力方法 を参照して下さい。)
・1円単位での記載について
地方公費の場合でレセプトの一部負担金額欄へ1円単位まで記載表示する方法については、「セットアップについて 3.保険番号マスタの設定について」を参照して下さい。
(6) 労災レセプト、自賠責レセプト出力の注意点
・使用する帳票について(労災レセプト)
労災の請求用紙はOCR領域があり、また2色刷りの専用用紙となります。
労働基準監督署より次の用紙を入手して印刷することを前提としています。