2.6  病名

 2.6.1 病名登録
 (1)患者の呼び出し
 (2)病名内容の入力
 (3)移行先病名の表示
 (4)廃止病名の表示

(1)患者の呼び出し

病名の登録を行う患者の患者番号を入力するか、或いは患者番号入力欄へ検索する患者の名字、
或いは氏名を10文字までの全角カタカナまたは漢字で入力後、「Enter」キーを押します。
コンボボックスより該当する診療科を確認および選択後、「Enter」キーを押下します。

また、患者氏名による検索結果からも患者の指定が行えます。
   「氏名検索」(F9キー)を押して検索文字を入力し患者氏名の一覧より番号選択します。


   (2) 病名内容の入力

患者に登録されている病名が病名一覧に表示されます。
新たな病名の追加登録時は、そのまま病名コード〜保険病名の各項目の入力を行います。
入力後、「追加」(F6キー)を押すと一覧画面に追加内容が表示されます。 「登録」(F12キー)を押すことにより、病名をマスタに登録します。


                                  ↓

<労災保険の場合>
医保の場合の入力と同様となりますが、労災保険の場合"保険適用"欄に該当する労災保険を選択しなければ労災レセプトに病名が表示されません。







病名の内容に変更がある場合は、病名番号を入力するか、またはマウスで該当行をクリックして内容を表示後に修正をします。
「変更」(F7キー)を押下すると変更後の病名内容を一覧画面に再表示します。 内容を削除する場合は、病名番号を選択して
病名内容を表示後に「削除」(F8キー)を押下します。  「変更」(F7キー)、「削除」(F8キー)を押下後は、追加登録時と同様に「登録」(F12キー)を押します。

   項目の説明
[病名番号]・・・・修正する病名を病名一覧の番号で入力します。

[病名コード]・・・※1

[病名]・・・・・・病名コードに対応した病名が表示されます。各病名間は「/」で区切られます。
※ 病名からの入力を行う場合、[病名]の項目に直接入力することによって、
システムで傷病名マスタを検索し、対応する[病名コード]が表示されます。
入力された文字列が傷病名マスタと一致した場合に対象の病名コードを表示しますが、
一致しない場合には病名コード欄へは"0000999"を表示します。
※ 病名不明時には「入力CD検索」(F4キー)、「病名検索」(F5キー)機能を使用します。

[カルテ病名]・・・カルテ用に表示する病名を最大40文字まで入力できます。

[開始日]・・・・・該当病名の診療開始日を入力します。(未入力時はマシン日付を自動でセットします)

[転帰]・・・・・・コンボボックスから選択します。

[転帰日]・・・・・転帰事由の状態になった日を入力します。

[病名入力コード]・・・入力された病名内容を自院病名登録することができます。
            なお、この取扱いは新規入力のときのみとし、既に登録されているとき(病名番号が入った状態)は取り扱えません。

[疑い]・・・・・・入力した病名が"疑い"もしくは"急性"にあたるものについて、
        病名コードまたは病名欄で"疑い"等をつけていない病名にはコンボボックスから
        選択します。これにより、レセプトへは"の疑い"もしくは"急性"をつけた病名が表示されます。
        病名コードまたは病名欄で病名に"の疑い"をつけた場合は、自動的に選択されます。

[主病名]・・・・・入力した病名を主病名とするとき、「1 主病名である」を選択します。

[疾患区分]・・・・入力した病名が特定疾患病名にあたるとき、コンボボックスから選択します。
          通常は、入力した病名に対応する傷病名マスタにより自動入力されます。

[入外区分]・・・・区分を指定しない場合(空白)、入院、外来両方のレセプトに病名を表示します。
          "外来のみ"または"入院のみ"に病名を表示する場合にはコンボボックスから選択します。

[保険適用]・・・・区分を指定しない場合(空白)、全ての保険組合せを対象にレセプトに病名を表示します。
          保険適用欄を選択した場合は、その保険組合せのみのレセプトに病名を表示します。
          なお、労災・自賠責保険の場合には必須選択して下さい。

[レセプト表示]・・レセプトへ病名を表示させない場合に「1 表示しない」を選択します。

[レセプト表示期間] ・・・・入力した病名をある期間だけレセプトの表示させる場合に使用します。
               病名開始日より暦月で何ヶ月間レセプトに表示するかの月数を入力します。

[保険病名]・・・・必須入力項目ではありません。また、当該項目を設定しないとレセプトへ記載されないということもありません。
          当該項目は、入力した病名が医学的根拠によるものか、保険請求によるものかを
          識別する為に設けたものです。(※将来的に統計などで使用を考えています。)

 ファンクションキーの説明

  「戻る」(F1キー)
   遷移元の画面へ戻ります。

  「クリア」(F2キー)
   入力途中の病名の項目情報をクリアします。
   もう一度押すことにより一覧画面に登録修正された内容がクリアされ、患者番号の入力の状態になります。

  「前回患者」(F3キー)
   各種処理での前回処理した患者を対象とする場合に使用します。

  「入力CD検索」(F4キー)
   自院で編集した病名の登録を行います。(2.6.2へ)

  「入力CD」 (Shift+F4キー)
   自院病名登録の画面へ遷移します。(2.6.2 へ)

  「病名検索」 (F5キー)
   病名検索の画面へ遷移します。(2.6.3 へ)

  「追加」 (F6キー)
   新たな病名内容を一覧画面に表示します。

  「変更」 (F7キー)
   変更した病名内容を一覧画面に再表示します。

  「削除」 (F8キー)
   選択した病名内容を一覧画面から消去します。

  「氏名検索」 (F9キー)
   氏名検索の画面へ遷移します。

  「予約登録」 (F10キー)
   予約登録業務へ遷移します。

  「受付一覧」 (F11キー)
   受付一覧の画面へ遷移します。

  「登録」 (F12キー)
   画面内での編集された患者病名をマスタに登録します。

※1.病名コード
  7桁で最大6つまでの病名コードが入力できますが、修飾語コード(接頭語、接尾語)との組み合わせにより
  一度に登録される病名の数は変わります。
 修飾語コードは7桁のうち、先頭3桁がZZZで表されています。
 修飾語コードの入力は先頭に「.」を付けることにより省略入力することができます。
 【例】「ZZZ5007」 → 「.5007」
  病名コードは、修飾語コードの組み合わせにすると修飾語コード(接頭語)を
 複数+傷病名コード+修飾語コード(接尾語)を複数の組み合わせとなります。
 【例】「ZZZ4012」+ 「4309001」 + 「ZZZ8002」
      "急性" +"くも膜下出血" + "の疑い"
     編集後:"急性くも膜下出血の疑い"  


(3) 移行先病名の表示

病名マスタに移行先コードがあるとき、移行先病名の内容が表示されます。



移行先の病名に置き換える場合には「OK」ボタンを、置き換えずに入力した病名とする場合には「NO」ボタンを選択します。 保険病名までの各項目の入力を行い、病名をマスタに登録します。


(4) 廃止病名の表示

病名マスタに移行先コードがなくて廃止年月日がある場合(99999999以外)、廃止病名であることをエラーメッセージで表示します。

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